2006年に私はI.C.NAGOYAで3ヶ月間、英会話を習った

 私はハローワークの職業訓練の一環として、2006年の6月から3か月間、I.C.NAGOYAのグローバルビジネス科で英会話を習った。
 その英語の講師の中にMrs. Nakataという日本人の女性講師がいた。
 その女性講師の授業はPhonics(初歩的な綴り字と発音の関係を教える教科)で、そのLessonは英語の母音、子音の基本的な発音練習をすることも含まれており、何度も「S」と「Th」、「B」と「V」、「See、Sea、C、She」の発音の違い、そして極めつけは「L」と「R」の発音の違いを学習するものであった。
 私のほかに23人もクラスメートがいたこともあり、私は幸か不幸か、直接指名されて「L」と「R」の発音をせずに済んだので、恥をかくことはなかった。
  私はそのとき、名古屋にある南山大学英文科での音声学の授業を思い出していた。
 「L」と「R」の発音ができず、南山大学のアメリカ人の20代の女性講師が何度も課外授業をしてくれたにも拘わらず、私は最後まで「L」と「R」の発音ができない5人のうちの一人になってしまった。
 幸か不幸か、音声学という授業は2年生までであったので、「L」と「R」の発音の違いができないまま、進級してしまった。
 私は会社をRetireするまでの28年間、三菱重工の営業担当をしていた。
 その三菱重工のカーエアコン事業部に東京外語大を出たTOEIC 920の女性がいたので、多少気取って英語で話しかけてみたら、あなたのPresentはPleasantとしか聞こえないわよと言われ、かなりショックを受けたことがある。彼女はまだ、かわいらしさが残る26歳であった。
 哀しいかな、大学の音声学の時代から、私の「L」と「R」の発音は是正されていなかったのである。
 そんな彼女は事業本部長に英語の会話力を認められ、アメリカのロスアンゼルス支社の責任者として、赴任していった。
 ロスに赴任してからも数回にわたり、ダクタイル鋳鉄の機械的性質について、FAXで問い合わせをしてきた。私は問い合わせに、自分の知りうる限りのディテールを添えて返信した。
 そのことが功を奏してか、帰国してカーエアコン事業部の次長になった彼女から、ダクタイル鋳鉄製品の見積依頼がくるようになった。見積依頼があった製品すべてを受注したわけではないが、彼女が本社の外商部に移動するまで、25%ほど売上は上がっていた。
 これは、私の「L」と「R」の発音の区別ができなかったことが、幸いしたということになる。

 私は大学時代の音声学で指摘されたことを思い出しながら、Mrs. Nakataの授業の前には「The lock is locked in the locket.」と「The rock is rocked in the rocket.」と何度も発音練習を繰り返していた。
 しばらく経ってから、昼の休憩時間にニュージーランド出身の英会話講師に、私の「L」と「R」の発音を聞いてもらったことがある。その英会話講師曰く、「R」の発音の時はまだ舌が口の中の何処かに触れているので、舌を何処にも触れさせずに発音しろと指摘された。
 その英会話講師の真似をして、何度も発音を繰り返していると、もう区別できてるよ言われ、無性に嬉しくなったことをよく覚えている。
 私は2016年の4月から、市の公園のバーベキュー場でアルバイトをするようになったが、そこにはスコットランド人やアメリカ人、オーストラリア人もやってくることがある。
 日本語が片言の人も多いので、たまに英語で話す機会があるが、ありがたいことにネイティブの人に「L」と「R」の発音が聞き取りにくいと言われたことはない。
 それはI.C.NAGOYAで、Mrs. Nakataの真剣な授業を受けたお陰なのかも知れない。
 またI.C.NAGOYAに行き、Mrs. Nakataに英会話を教えてもらいたいが、残念ながら、数年前に彼女はI.C.NAGOYAに辞めているとのことである。

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