年が明けてから、医療ドラマが立て続けに放送されている

 年が明けてから、医療ドラマが立て続けに放送されている。
 1月9日には「アライブ がん専門医のカルテ」と「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」が放送開始となった。
 「アライブ がん専門医のカルテ」は、聞きなれない腫瘍内科の医師である「心」と他院から移籍してきた消化器外科医の「薫」という2人の女性医師が主人公である。
 また「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」も天海祐希さん演ずる女性医師が主人公である。
 そして、今日の1月17日には『病室で念仏を唱えないでください』という救命救急医療のドラマが始まる。原作は2012年よりビッグコミックで連載中の漫画だということだ。
 主人公は医者にして僧侶、名付けて「僧医」ということである。
 年が明けて、3つも医療ドラマが開始されるのは、米倉涼子さんの主演の「ドクターX ~外科医・大門未知子~」の視聴率がよかったからであろうか。

 私は現在、国立長寿医療研究センターで循環器内科、呼吸器科、耳鼻咽喉科、消化器内科の診療を受けている。そのためだろうか、私は他の人よりも医療関係の本やドラマに関心がある。
 耳鼻咽喉科と消化器内科は嚢胞ががんに変移していないかどうかを確認するための診察なので、6ヶ月に1度の診察である。また循環器内科と呼吸器科は概ね2ヶ月に1度の検診で、尿・血液検査はもとより、心電図、レントゲン、肺機能など多くの検査がある。そして半年に1度、ペースメーカーのチェックも行うことになっている。
 これほど頻繁に国立長寿医療研究センターに通っていると、嫌でも医療ドラマに関心を持つようになる。
 1月16日放映された「アライブ がん専門医のカルテ」をDVD録画してあったので、今日の午前中、再生して観ていた。
 番組の後半で、乳がんに冒され、乳房を全摘出することで、自分の将来に不安を持つ若い女性に、消化器外科医の「薫」が自分も乳がんになり、手術をしたことを告白し、その若い女性の前で衣服を脱いで、切除後、再建した乳房を見せるというシーンがあった。
 そして自分の胸を見せて、立ち去っていく男性は、はじめから付き合う価値がない人だからと、「薫」は語りかける。若い女性は彼女の胸に手をやり、胸からこみ上げる何かを抑えながら、「あったかい」とつぶやく。
 私はそのシーンを観たとき、たびたび得意先の担当者と待ち合わせた名古屋東新町の割烹料理店の女将さんを思い出した。いつも着物姿で、40代半ばだと思われた。
 その女将さんも乳房を全摘出したということを馴染みの女性客から聞かされた。私の耳にまで入るくらいだから、女将さんは乳がんにより乳房を切除したことをオープンにしていたものと思われる。
 その女将さんが乳房を再建したかどうかは分からないが、着物で隠された胸は常に左右のバランスが取れていた。
 女将さんは小柄で愛嬌のある人で、振る舞いには気品があり、いつも明るく振舞っていた。
 そう言えば、その店では着ながし姿の新内ながしと出会うことが多かった。いつもどこかの料亭からお声が掛かっているようで、いかにもお座敷に出る前の喉ならしと言わんばかりに、新内を口ずさんでいた。
 客が得意先の担当者と私、その新内流しの3人のときには、図々しく新内を聞かせてもらった。
 得意先の担当者が東京に栄転になってからも、2年間ほど私はその店で腹ごしらえをしてから、得意先との待ち合わせ場所である錦三丁目のスナックに出かけていったものである。
 やがて、その女将さんの息子さんが店の手伝いをするようになり、少しずつ店の雰囲気が変わりだしたので、私が接待前の気持を落ち着かせる店は、まだ賑わいをみせていた住吉町のおでん屋に移ってしまった。そのおでん屋には社長も出入りしていたので、かち合わないように気を遣っていた。
 10年後、懐かしさに背中を押されて東新町の割烹店に寄ってみると、新しい男性経営者に変わっていた。

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