ワークシェア・メンバーの変わったハッパの掛け方

 今日の午前9時半から、現在アルバイト先でワークシェアしているメンバーとグループミーティングを行った。12人のメンバー中2人は就業中なので、出席したのは10名であった。
 私たちの仕事は基本的には一人作業のために自分の裁量で対応しなければならないことが多く、意外とストレスが溜まる職場である。従って、リーダーである私は半年に一度の割り合いでストレス解消を兼ねて、「ガス抜き」の場を設けるように心掛けている。
 私としては今日のグループミーティングの時間を約1時間を予定していたが、やはり、ガスが相当に溜まっていたらしく、12時近くまで掛かってしまった。と言うのは、一つのテーマについて話し合っていると、誰かが必ずチャチャを入れてきて、話題が徐々に逸れていき、気が付くとそのテーマで予定していた時間をかなりオーバーしてしまっている。その都度、司会者である私は軌道修正を試みる。
 そんな話の途中で、1月に心臓カテーテル検査を受けた人がいて、彼が話すには確かに心臓の弁のところにコレステロールの塊りがあって、心臓から異音が漏れてきたり、血液が逆流していることがわかったが、さしあたっては手術をせずに薬を服用して秋まで経過を観察することにしたとのことだ。
 私ならば、即入院と言われなかったことから、症状に緊急性がないことが分かっただけでも、それでよしと納得するしてしまうのだが、その人の落ち込み度合いは大きく、見た目にも元気がなかった。
 すると64歳になるメンバーの一人が、落ち込んでいる68歳のメンバーに自分のマンションに住んでる85歳か6歳の人は前立腺を手術したあと、心配だから昔から付き合いのある女性と早速試してきたという話をし始めた。その結果が自分も気になって、「どうでした?」と訊ねると。「大丈夫、前と変わりなかったよ」と高笑いをしていたとのことだ。
 さらに65歳になる他のメンバーが、自分よりも5歳年上の友人が、一昨年の春、心臓の大手術をしたあと夏ごろに会うと「早速試運転してみたが、大丈夫だった」とうそぶいていたという話を持ち出した。
 つまりは二人のメンバーとも世の中にはこうした化け物みたいな人もいるのだから、そんなに気弱になってどうするんだとハッパを掛けているのだ。他のメンバーも笑いの渦中でその話を聞いていたが、やっとその人のしょげて落ち込んでいた顔も緩んできた。
 実は私もこの5年の間に、肺に腫瘍が2つもあると吃驚させられ、それが悪性のものではないと診断されてしばらくすると今度はアキレス腱を断裂してしまった。その後にまた心臓のペースメーカー植え込み手術をして精神的に相当参ってしまった。
 今だから正直に告白すると、会社をRetireする62歳ごろまでは、女性に対しては人一倍興味があって、誤解を招くことを承知で言うと、据え膳だったらいつでもいただいてやろうという気持を涸渇させたことはなかった。
 ところが、徐々に萎えてきつつあった女性への気持が、去年11月に心臓ペースメーカー植え込み手術をしてからは、まったく消え失せてしまった。
 最近、私はこの世で最も不公平なものは、男の性的能力ではないかとふと思うことがある。年齢にかかわらず、そちらの方に関して面倒をいとわずに励める能力を有する人もいれば、その面倒なことが嫌いな人は早々と衰えていく。人間の能力は千差万別とは言うけれど、性的能力が50歳で衰える人もいれば、80歳を過ぎても元気な人がいる。やはり、ひとたび人間に生まれきて、その差は余りに大きくはないか。
 もう少し、考えを推し進めてみる。
 精神力を堅固に維持し、絶えずその能力を使えば年齢を超えて長く維持できるし、使わなければ、たちまち衰えていってしまう。結果は後天的な努力の賜物という原則は、やはり性の能力にも当てはまるようだ。さすれば、男の性的能力はこの世の中で最も不公平というのは、私の単なる僻みだと言えなくもない。失礼しました。
 いずれにしても、心臓疾患のメンバーを元気づけるのにこうしたハッパの掛け方もあるのだと私は感心して聞いていた。

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