昔話に花が咲き、あっと言う間に6時間が過ぎていった

 昨日は、中学のクラス会が開かれた。
画像 今回で、この中学のクラス会は何回目になるだろうかと考えてみた。おそらく20回は超えているかも知れない。担任だった先生の呼びかけの努力もあったが、それより何より、それほど絆の強いクラスであったことだけは間違いない。
 すでに満74歳になるクラスメートもいる。もうすぐ後期高齢者となる。
 出席者は17名とのことだったが、私の席の真ん前に座った3人組の女性クラスメートは、3人ともこれが最後のクラス会になるかも知れないと思い、出席したとのことだった。
 転校生の私を友だちだと思って、これまで付き合ってくれた恩義からも、本来ならみんなのところを回って、中学時代の話に花を添えなくてはならないと思いながらも、私は仲のよかった女友だちとのおしゃべりがしたくて、その場を離れることはなかった。
 それが、昔から、よくIssaは女好きだと言われる所以なのかも知れない。
 私の前の女性3人のうち、中学3年のとき、私から詩を贈られたという人が2人もいた。
 私はまったく覚えていないが、中学生の時から、女性に詩を贈る趣味があったのだろうか。おそらく転校生の私を温かい目で接してくれたお礼がしたくて、その人たちのために詩を書いたのかも知れない。

 会費の徴収する関所を通るとき、今日の2次会は、まだまだ暑いので、この店でやることにしたからと念を押される。2次会はコーヒーとデザートのアイスで、続けておしゃべりをするという企画らしい。
 クラス会の2次会となると、先回からカラオケ組と近くの喫茶店でのおしゃべり組とに分かれるようになった。どうも、今回もそうした傾向になることを恐れた幹事の配慮のようである。
 クラス会が開かれた店は、料理とドリンクフリーというセットではなく、料理とは別にドリンクは独自に注文するコースを選択したようである。
 本来なら、ドリンクは部屋に設置されているタッチパネルで注文しなければならない。ところが女性店員が来るたびに口頭で注文する人もいれば、若干、得意げにタッチパネルを操作したのはいいが、最後の詰めが甘く、「注文する」をクリックしない人がいたりして、誰が何を注文したかが、判然としなくなってしまった。
 私はビールを飲まなくなって久しいが、昨日は中のジョッキーで、生ビールを3杯飲んだが、最後の1杯は私が注文したものではない。
 やはり生ビールには、話を円滑にする効果があるようだ。

 同じ店での2次会が終了したが、私は何か物足りなくて、カラオケに行く人はいないかとみんなに声を掛けたが、余り反応がない。
 そこで、クラス会が開催されるたびに一緒にカラオケに行っていた女性クラスメートに声を掛けると、「行く、行く。舞台があるカラオケの店がいいから、今日はわたしの知っている店に行こうよ」と賛成の声を上げてもらったことが引き金となって、結局、私を含めた7人がその女性クラスメートが薦める店に行くことになった。
 私は5月のゴールデンウィークに長寿医療研究センターの呼吸器内科でCOPDの疑いありとの診断を受け、これまで新薬の吸入剤の治療を行ってきた。その吸入剤の後遺症から、声が出にくくなり、掠れるようにもなった。
 担当医はうがい薬を用いて、積極的にうがいをすることと、大きな声を出して痰を切るようにと言われていた。ときにはカラオケに行くのも治療のうちだとも言われていたので、せっかくの機会なので、中学のクラス会のときに行ってみようと、クラス会の日程が決まってから、ずっと思っていた。
 女性クラスメートの知っているカラオケ店は、刈谷駅近くの住宅街の中にあり、入り口が分かりにくいところにあった。
 この店のシステムはまず1000円の10枚つづりのチケットを購入して、カラオケを歌うというルールになっており、同じ人は1曲が歌い終わらないと次の歌が入らないようになっていた。なお場所代は無料であり、飲み物は1品につき500円となっていた。
 私は精いっぱい、歌ったが、やはり声の掠れは解消されていなかった。
 1人が4曲から5曲歌ったところで、20枚のチケットがなくなった。時計を見ると午後5時半であった。あっと言う間に6時間が過ぎたことになる。

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