最近、ますます一人で過ごす時間が多くなっている

 5月3日と4日の2日間、公園のバーベキュー場の勤務は入っていない。
 バーベキュー班のリーダーを下りたので、ウィークデイには必ずと言っていいほど、掛かってきた電話もなく、ここ2週間ほどは、何だか拍子抜けしたような日々が続いている。
 地域コミュニティ推進協議会の定例役員会は毎月第1火曜日、シルバー人材センターの定例理事会は第3火曜日と決められている。
 今のところ、公園のバーベキュー場の12日間の勤務日を除けば、5月はその2つの予定が入っているだけである。
 今年に入ってから、女房も週に4回、午前中だけアルバイトをやり出したので、2人の休みの日がなかなか合致しなくなり、しかも女房はアルバイトの帰り、買い物をしてきたりする。その上に午後からは一日おきに陶芸教室に通い、月に1回の割合でシルバー人材センターが主催する手芸教室、習字教室、ネクタイリフォーム教室に出かけて行く。
 前もって、スケジュール調整をしない月は、ますます一人で過ごす時間が多くなっている。
 5月の3日と4日も、私は朝から午後3時まで一人で過ごしていた。
 7、8年前までは自分一人の時間が長いときには、車で遠出をしたり、名古屋に出て新刊書店巡りや美術館に行ったり、土日曜日には中京競馬場の場外に行ったりしていた。
 だが、一人の時間が多くなった今は、DVD録画しておいたドラマやドキュメンタリーを観たり、気まぐれに家の近くの2つの公園を散歩したり、図書館に行ったりしている。時にはその合間を縫って2時間ほどパソコンをいじったりして過ごすことが多くなった。

 今日は4月16日にDVD録画してあった『プロフェッショナル 仕事の流儀「銀座、夜の女たちスペシャル」』を再生して観ていた。
 番組内容は、東京の銀座7丁目で高級クラブを営むママに密着して、男たちを魅了する女性の「艶」と客の心を掴む「もてなし」の「技」を解き明かそうというものである。
 出演したママの店は席料だけで2万5千円、シャンペンのボトル1本が6万円だとナレーションが流れる。
 当然だが、私はそんな店には入ったことがない。
 だが、名古屋随一の繁華街は錦三丁目(通称 錦三)の高級店には入ったことがある。はたして、名古屋随一の繁華街の高級店と言っても、それほどの店があるとは思えない。
 私は接待で2度ほど錦三の高級クラブに社長に呼び出されて、午後8時頃にタクシーを使って行ったことがある。
 呼び出されたのは、私が担当する韓国と台湾企業の接待客が、私を呼び出してほしいと社長に要求したからのようである。
 韓国企業も台湾の会社も、ビジネスの共通言語として英語を使用する。錦三の高級クラブでも英会話が堪能なホステスはおらず、どうも片言ながら、英語でコミュニケーションが取れる私を呼び出すことになったようだった。
 コミュニケーションが取れるようになると、場が和んでいき、ビジネストークだけでなく、互いの国の映画や音楽に関する話題で盛り上がっていった。
 午後11時頃にホテルまで送ったあとは、どっと疲れが押し寄せてきたが、なにがしかの充実感があった。その韓国企業や台湾の会社とは15年間ほど取引があったが、取引製品のスペック変更があったり、価格面でのメリットが減ったりして、自然消滅の形になってしまった。
 だが、私の営業担当時代で、その錦三の高級クラブの店に行ったのは、そのたった2度だけで、私単独では、その店の利用を許されることはなかった。だから、そのときの席料がいくらで、シャンペンのボトル1本の金額がどのくらいであったか、私はまったく知らない。
 ただ、私がまだ若かったせいか、私の野暮ったい性格のせいか、ママやホステスの私に対する態度は冷たく、たとえ社長から利用許可が出たとしても、私はおそらく接客の場所として、その店を選ぶことなかった。
 今にして思えば、その店の接客は「プロフェッショナル」ではなかったようである。

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