あの若者が元気であれば、それだけでいい
私は62歳で会社をRetireしてから、足かけ2年に亘って、名古屋にある外国語学校で英会話を勉強していた。
その授業中に、私は会話に躓くと「What shall I say?」とか「By the way,」「Well!」とか言って、間を持たせていた。そうした言葉ばかりを使っていると、いつしか口癖になって、その場の状況に合わない場合でも、思わず口にしているときがある。
町内の集会などに、突然、指名されて挨拶をしなければならない状況になって、「ええ」とか「いや、その、あの」とかを思わず言ってしまうのによく似ている。
翻って、日本語で文章を書くときも、口癖と似通った「書き癖」とも言える言葉がついつい出てしまうようだ。
私の場合はそれは「やはり」という言葉である。「むやみやたら」と言っていいほど使っている。ときには「やはり」の口語体と言われる「やっぱり」や「やっぱ」、私は刈谷市の高校に通っていたこともあって、三河地方の方言である「やっぱし」という言葉もときどき会話文の中で使っている。
はたして「やはり」は副詞なのか、接続詞なのか、それとも相手の言葉に反応する感動詞なのであろうか。どうもどれにも当てはまりそうな気がする。
私の手元の「明解国語辞典」には、「やはり」の意味が次のように載っている。
① 予想通りの結果になる様子を表す。
② 現在の状態がこれまでと変化せずに続いている様子を表す。
③ 同様である様子を表す。
④ 価値を再認識する様子を表す。
⑤ 改めて考え直す様子を表す。
「明解」と言うには、いかにも曖昧な説明である。
私がこのブログの中での「やはり」は、②と④の意味で使っているつもりだが、ときには「やはり」の意味が曖昧だということにつけこんで、苦し紛れの言葉として使っている。いわゆる便利な言葉として使っているのだ。
ちなみに和英辞典で引いてみると、① also(同様に) ② too(同じように) ③ either (もまた) ④ neither(もまた【否定文または否定の節で】) ⑤ still (それでも)⑥ as (one) expected(思った通り) ⑦ after all (結局)と7つの意味が載っていた。
この和英辞典を作成した人に拍手を送りたい気持になってくる。「明解国語辞典」の説明よりも実に「明解」で、具体的だからだ。
そう言えば、外国語学校の英会話講師の中に日本語を勉強している20代の男性がいたこと思い出した。
私は、その彼にクリスマスのコンパのとき、唐突に「やはり」という言葉を取り上げて、意味が分からないから教えてくれと、訊かれたことがあった。
彼曰く、日本人は「やはり」とか「やっぱり」という言葉をたびたび口にするが、意味がよく分からないから教えてほしいと言うのである。
私は咄嗟に「after all (結局)」と答えたが、今から思えば、不親切だった。
彼は日本語検定1級を取得したほど、日本語に堪能だったが、その彼でさえも、「やはり」は曖昧な言葉だったようだ。
その場限りではなく、上述の和英辞典を引いてでも「やはり」という日本語は7つの英語に置き換えることが可能だと教えてあげればよかった。
ちなみに、日本語検定の1級とは、ネットで検索すると 【高度の文法・漢字(2,000字程度)・語彙(10,000語程度)を習得。社会生活をする上で必要な、総合的な日本語能力。】と載っている。
彼はハンブルグ出身のドイツ人で、将来はと東京に支社を持つドイツ企業に就職するのが夢で、必死で日本の常用漢字を覚えたと言っていた。
彼はいつも早めに教室にやって来て、小津安二郎監督の「東京物語」に出てくる台詞を黒板に書いて、よく私に意味を訊いてきたものだった。
あれから8年経つが夢を叶えて、今は東京で働いているのであろうか。元気であれば、それでいい。
その授業中に、私は会話に躓くと「What shall I say?」とか「By the way,」「Well!」とか言って、間を持たせていた。そうした言葉ばかりを使っていると、いつしか口癖になって、その場の状況に合わない場合でも、思わず口にしているときがある。
町内の集会などに、突然、指名されて挨拶をしなければならない状況になって、「ええ」とか「いや、その、あの」とかを思わず言ってしまうのによく似ている。
翻って、日本語で文章を書くときも、口癖と似通った「書き癖」とも言える言葉がついつい出てしまうようだ。
私の場合はそれは「やはり」という言葉である。「むやみやたら」と言っていいほど使っている。ときには「やはり」の口語体と言われる「やっぱり」や「やっぱ」、私は刈谷市の高校に通っていたこともあって、三河地方の方言である「やっぱし」という言葉もときどき会話文の中で使っている。
はたして「やはり」は副詞なのか、接続詞なのか、それとも相手の言葉に反応する感動詞なのであろうか。どうもどれにも当てはまりそうな気がする。
私の手元の「明解国語辞典」には、「やはり」の意味が次のように載っている。
① 予想通りの結果になる様子を表す。
② 現在の状態がこれまでと変化せずに続いている様子を表す。
③ 同様である様子を表す。
④ 価値を再認識する様子を表す。
⑤ 改めて考え直す様子を表す。
「明解」と言うには、いかにも曖昧な説明である。
私がこのブログの中での「やはり」は、②と④の意味で使っているつもりだが、ときには「やはり」の意味が曖昧だということにつけこんで、苦し紛れの言葉として使っている。いわゆる便利な言葉として使っているのだ。
ちなみに和英辞典で引いてみると、① also(同様に) ② too(同じように) ③ either (もまた) ④ neither(もまた【否定文または否定の節で】) ⑤ still (それでも)⑥ as (one) expected(思った通り) ⑦ after all (結局)と7つの意味が載っていた。
この和英辞典を作成した人に拍手を送りたい気持になってくる。「明解国語辞典」の説明よりも実に「明解」で、具体的だからだ。
そう言えば、外国語学校の英会話講師の中に日本語を勉強している20代の男性がいたこと思い出した。
私は、その彼にクリスマスのコンパのとき、唐突に「やはり」という言葉を取り上げて、意味が分からないから教えてくれと、訊かれたことがあった。
彼曰く、日本人は「やはり」とか「やっぱり」という言葉をたびたび口にするが、意味がよく分からないから教えてほしいと言うのである。
私は咄嗟に「after all (結局)」と答えたが、今から思えば、不親切だった。
彼は日本語検定1級を取得したほど、日本語に堪能だったが、その彼でさえも、「やはり」は曖昧な言葉だったようだ。
その場限りではなく、上述の和英辞典を引いてでも「やはり」という日本語は7つの英語に置き換えることが可能だと教えてあげればよかった。
ちなみに、日本語検定の1級とは、ネットで検索すると 【高度の文法・漢字(2,000字程度)・語彙(10,000語程度)を習得。社会生活をする上で必要な、総合的な日本語能力。】と載っている。
彼はハンブルグ出身のドイツ人で、将来はと東京に支社を持つドイツ企業に就職するのが夢で、必死で日本の常用漢字を覚えたと言っていた。
彼はいつも早めに教室にやって来て、小津安二郎監督の「東京物語」に出てくる台詞を黒板に書いて、よく私に意味を訊いてきたものだった。
あれから8年経つが夢を叶えて、今は東京で働いているのであろうか。元気であれば、それでいい。
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