英語の本は7割が理解でき、残りの3割が分からないものを選ぶといい
昨日、坪田信貴氏の『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という本を読み終えた。何とも長たらしいタイトルの本である。
この本を読んでみようと思ったきっかけは、「宮崎美子のすずらん本屋堂」で著者本人を招き、内容について出演者で話し合うコーナーを見たからである。
それと、来年から上の孫娘が中学生となるが、どうも彼女はおっちょこちょいの性格で、しかも集中力に欠けているようなので、娘に参考になればと思って買ってみたのだ。それとほんのわずかだが、「さやかちゃん」が名古屋の人だというのも、購入した理由の一つだ。
語られていた内容は次のようだ。
<高校2年生の金髪ギャル「さやかちゃん」が、夏休みに坪田氏が経営する塾にやってくる所から話が始まる。この「さやかちゃん」はへそ出し金髪ギャルという外見で、当時学校の成績は学年ビリ。偏差値は30以下で、学校でも見放されているような子であった。
だが、塾講師の坪田氏は、彼女の外観とは裏腹に根の素直さを見て、膨大な可能性を感じる。そして、学年ビリだった「さやかちゃん」が日本最難関の私立大学・慶應義塾大学への現役合格を目指す戦いが始まっていく。>
いわば、本のタイトルが言い表しているように「学年ビリのへそ出し金髪ギャル」と塾講師の坪田氏とが強力なタックルを組んで、慶応大学に入学するという奇跡を起こしたというストーリーである。
318ページだが、分からない言葉があってもいちいち立ち止まなければ、たとえ遅読の私でも2日もあれば読了できる。
坪田氏は目次にいたるまでのページを使い、次のような言葉を書いている。
<あなたは「自分にはゼッタイ無理」っていつしかあきらめてしまった夢がありませんか?
この物語はそんな、ゼッタイ無理に挑んでみたある女の子のお話です。
彼女は最初、周囲に言われました。「お前にできるわけがない」「恥ずかしいヤツだ」「身のほどを知れ」
でも、僕は人間にとって一番大事なのはこの、ゼッタイ無理を克服した体験だと思っています。
大丈夫。ちょっとしたコツを知るだけであなたにもそれができます。
この奇跡はあなたにもきっと起ります。
そのコツを知って欲しくて僕はこの物語を書きました。
子どもや部下だって同じこと。ダメな人間なんていないんです。ただ、ダメな指導者がいるだけなんです。>
つまり、ゼッタイ無理だと思われることを克服するには、ちょっとしたコツがあり、そのコツを使って成功した例をルポルタージュふうに辿った本だということができる。別の角度から見れば、それは同じ悩みを持つ人に対しての指南書だと言っていい。
従って、人生の終幕に近づいている私には、文章で書かれたそのコツについては、成る程と相槌を打つしかないが、娘がこの本を読んでみて、実行するか、それともする必要がないと思うのか、それは娘の領域となる。
ただ、孤独の中でもモチベーションを保つコツについて書かれた箇所を読んでいて、ふと思い出したことがあった。まずはその箇所を引用してみる。
<実は、各人の実力に合わせて、○が6割、×が4割になるような課題をこなすと良いのです。つまりは、すぐわかる問題が6割、わからない内容が4割のテキストをやるわけです。>
まったく同意見である。
実は、私は一浪して1年間だけだったが、名古屋駅の西側にあった「河合塾」に通っていたことがある。そのとき、英文学者でもある創業者の河合逸治先生の英語の授業で、分かると分からないの比率は違うが、先生から同じような話を聞いたことがある。
確か、先生は英語の著作を選ぶとき、1ページに載っている英文の7割が理解でき、残りの3割が分からない本が、途中放棄することもなく、自分にとってもっとも英語力が身に付くと教えられた。その教えは70歳になった今でも実行している。
なお、表紙になっている金髪ギャルは「さやかちゃん」本人ではなく、モデルだということである。
この本を読んでみようと思ったきっかけは、「宮崎美子のすずらん本屋堂」で著者本人を招き、内容について出演者で話し合うコーナーを見たからである。
それと、来年から上の孫娘が中学生となるが、どうも彼女はおっちょこちょいの性格で、しかも集中力に欠けているようなので、娘に参考になればと思って買ってみたのだ。それとほんのわずかだが、「さやかちゃん」が名古屋の人だというのも、購入した理由の一つだ。
語られていた内容は次のようだ。
<高校2年生の金髪ギャル「さやかちゃん」が、夏休みに坪田氏が経営する塾にやってくる所から話が始まる。この「さやかちゃん」はへそ出し金髪ギャルという外見で、当時学校の成績は学年ビリ。偏差値は30以下で、学校でも見放されているような子であった。だが、塾講師の坪田氏は、彼女の外観とは裏腹に根の素直さを見て、膨大な可能性を感じる。そして、学年ビリだった「さやかちゃん」が日本最難関の私立大学・慶應義塾大学への現役合格を目指す戦いが始まっていく。>
いわば、本のタイトルが言い表しているように「学年ビリのへそ出し金髪ギャル」と塾講師の坪田氏とが強力なタックルを組んで、慶応大学に入学するという奇跡を起こしたというストーリーである。
318ページだが、分からない言葉があってもいちいち立ち止まなければ、たとえ遅読の私でも2日もあれば読了できる。
坪田氏は目次にいたるまでのページを使い、次のような言葉を書いている。
<あなたは「自分にはゼッタイ無理」っていつしかあきらめてしまった夢がありませんか?
この物語はそんな、ゼッタイ無理に挑んでみたある女の子のお話です。
彼女は最初、周囲に言われました。「お前にできるわけがない」「恥ずかしいヤツだ」「身のほどを知れ」
でも、僕は人間にとって一番大事なのはこの、ゼッタイ無理を克服した体験だと思っています。
大丈夫。ちょっとしたコツを知るだけであなたにもそれができます。
この奇跡はあなたにもきっと起ります。
そのコツを知って欲しくて僕はこの物語を書きました。
子どもや部下だって同じこと。ダメな人間なんていないんです。ただ、ダメな指導者がいるだけなんです。>
つまり、ゼッタイ無理だと思われることを克服するには、ちょっとしたコツがあり、そのコツを使って成功した例をルポルタージュふうに辿った本だということができる。別の角度から見れば、それは同じ悩みを持つ人に対しての指南書だと言っていい。
従って、人生の終幕に近づいている私には、文章で書かれたそのコツについては、成る程と相槌を打つしかないが、娘がこの本を読んでみて、実行するか、それともする必要がないと思うのか、それは娘の領域となる。
ただ、孤独の中でもモチベーションを保つコツについて書かれた箇所を読んでいて、ふと思い出したことがあった。まずはその箇所を引用してみる。
<実は、各人の実力に合わせて、○が6割、×が4割になるような課題をこなすと良いのです。つまりは、すぐわかる問題が6割、わからない内容が4割のテキストをやるわけです。>
まったく同意見である。
実は、私は一浪して1年間だけだったが、名古屋駅の西側にあった「河合塾」に通っていたことがある。そのとき、英文学者でもある創業者の河合逸治先生の英語の授業で、分かると分からないの比率は違うが、先生から同じような話を聞いたことがある。
確か、先生は英語の著作を選ぶとき、1ページに載っている英文の7割が理解でき、残りの3割が分からない本が、途中放棄することもなく、自分にとってもっとも英語力が身に付くと教えられた。その教えは70歳になった今でも実行している。
なお、表紙になっている金髪ギャルは「さやかちゃん」本人ではなく、モデルだということである。
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