何とも神秘的な花である
昨日、アルバイト先の仕事を午後1時に終えて、家に着いた途端にワークシェアしているメンバーのひとりでヴェテランのFさんから、電話が入った。
どうも新人のメンバーが就業マニュアル通りの作業をしていないようだから、リーダーである私から注意をしてほしいという内容であった。交替時に、その新人からの作業引継ぎの申し送りが不十分で、全ての項目を再チェックして、いちいちフォローしなければならず、大変だと言うのである。
その新人にどういうふうに話せばいいか、苦慮しているときにタイミングよくその新人から私に電話が入った。
新人研修のときに教えてもらったときの機械メンテのやり方で何度トライしても、異常を示すランプが点灯してしまうので、どういう手順でやればいいか教えてほしいという内容だった。
6月下旬にメーカーにより新しく機械に変えられたが、同時に新しいメンテの仕方もメーカー側から説明があったのを新人はすっかり忘れてしまっているようだ。
就業マニュアルでは機械のメンテは4日に1回の割合でやることになっている。通常は12人でワークシェアしているので、機械メンテの作業は1ヶ月に2度程度の割合でメンバー間を回転している。従って、巡り合わせで最大で2週間の間、機械メンテの作業をしないくてもいい場合もある。どうも電話を掛けてきた新人はその最大の2週間目に当たっているようである。
私も含めて歳を取ると度忘れすることが多くなる。新人と言っても66歳、機械メンテの手順も今は忘却の彼方に行っているのかも知れない。
私がいちいち新しい機械メンテの手順を言うと途中から思い出したようで、いかにも明るい声で「思い出しました!」という声が返ってきた。やれやれである。
電話を切ったあと、私は急にFさんの苦情を思い出して、今から新人が仕事をしている事務所に行って、Fさんとの仕事の引継ぎをどのようにやっているかを訊きに行こうと思い立った。
事務所に着いてから、作業の区切りを待ってFさんの苦情の内容を伝えて、詳しく引継ぎのときの状況を聞いてみた。どうもFさんは最初のときから、その新人に対して厳しいらしく、作業の引継ぎ後にも家に電話が掛かってきて、叱られることもたびたびだと言う。自分は就業マニュアル通りにやっているつもりなのにしばしば叱られるので、最近ではビビッて何も言えなくなっているとのことだ。
どうもこれは一種のパワーハラスメントのようだ。その新人は定年まで大手百貨店に勤めて、その後、65歳まで高速道路の料金徴収員をやって、今年から私たちグループのメンバーとなった。
つまり、新人はサラリーマンとして順風満帆、途切れることなく順調に働いてきたことが、定年間近でリストラ対象となったFさんには羨ましくもあり、妬みもあって、強く当たってしまったのではなかろうか。
相手の言うことに対して何も答えなくなるのはまずいので、素直に返事をして言われたように注意して作業をするようにと定石通りのアドバイスをしたが、何だか釈然としない。歳を取ってからの妬みはそのままイジメに発展す可能性を孕んでいる。新人には相手の気持をうまくやり過ごす知恵を発揮してほしい。
しばらく世間話をしてから、家に帰ってくると玄関わきの花壇の上にサボテンの白い花が開いているのが目に付いた。
玄関を開けて女房にサボテンの花がきれいに咲いたぞと声を掛けると女房が顔を出して、「この花は夜に花が咲いて、朝早くにはシボんでしまうのよ」と説明してくれる。サボテンに一種には違いないが、正式な名前までは知らないと言う。
早速、ネットで調べてみるとどうもサボテン・エキノプシス属、王冠短毛丸(オオカンタンゲマル)という名前のようだ。花はラッパ状の淡桃色。夜開性。原種(サブデヌダタ)の自生地はボリビアとある。
夜咲いて、朝にはしぼんでしまうなんて、何てはかない花なのであろうか。何とも神秘的な花である。
どうも新人のメンバーが就業マニュアル通りの作業をしていないようだから、リーダーである私から注意をしてほしいという内容であった。交替時に、その新人からの作業引継ぎの申し送りが不十分で、全ての項目を再チェックして、いちいちフォローしなければならず、大変だと言うのである。
その新人にどういうふうに話せばいいか、苦慮しているときにタイミングよくその新人から私に電話が入った。
新人研修のときに教えてもらったときの機械メンテのやり方で何度トライしても、異常を示すランプが点灯してしまうので、どういう手順でやればいいか教えてほしいという内容だった。
6月下旬にメーカーにより新しく機械に変えられたが、同時に新しいメンテの仕方もメーカー側から説明があったのを新人はすっかり忘れてしまっているようだ。
就業マニュアルでは機械のメンテは4日に1回の割合でやることになっている。通常は12人でワークシェアしているので、機械メンテの作業は1ヶ月に2度程度の割合でメンバー間を回転している。従って、巡り合わせで最大で2週間の間、機械メンテの作業をしないくてもいい場合もある。どうも電話を掛けてきた新人はその最大の2週間目に当たっているようである。
私も含めて歳を取ると度忘れすることが多くなる。新人と言っても66歳、機械メンテの手順も今は忘却の彼方に行っているのかも知れない。
私がいちいち新しい機械メンテの手順を言うと途中から思い出したようで、いかにも明るい声で「思い出しました!」という声が返ってきた。やれやれである。
電話を切ったあと、私は急にFさんの苦情を思い出して、今から新人が仕事をしている事務所に行って、Fさんとの仕事の引継ぎをどのようにやっているかを訊きに行こうと思い立った。
事務所に着いてから、作業の区切りを待ってFさんの苦情の内容を伝えて、詳しく引継ぎのときの状況を聞いてみた。どうもFさんは最初のときから、その新人に対して厳しいらしく、作業の引継ぎ後にも家に電話が掛かってきて、叱られることもたびたびだと言う。自分は就業マニュアル通りにやっているつもりなのにしばしば叱られるので、最近ではビビッて何も言えなくなっているとのことだ。
どうもこれは一種のパワーハラスメントのようだ。その新人は定年まで大手百貨店に勤めて、その後、65歳まで高速道路の料金徴収員をやって、今年から私たちグループのメンバーとなった。
つまり、新人はサラリーマンとして順風満帆、途切れることなく順調に働いてきたことが、定年間近でリストラ対象となったFさんには羨ましくもあり、妬みもあって、強く当たってしまったのではなかろうか。
相手の言うことに対して何も答えなくなるのはまずいので、素直に返事をして言われたように注意して作業をするようにと定石通りのアドバイスをしたが、何だか釈然としない。歳を取ってからの妬みはそのままイジメに発展す可能性を孕んでいる。新人には相手の気持をうまくやり過ごす知恵を発揮してほしい。
しばらく世間話をしてから、家に帰ってくると玄関わきの花壇の上にサボテンの白い花が開いているのが目に付いた。玄関を開けて女房にサボテンの花がきれいに咲いたぞと声を掛けると女房が顔を出して、「この花は夜に花が咲いて、朝早くにはシボんでしまうのよ」と説明してくれる。サボテンに一種には違いないが、正式な名前までは知らないと言う。
早速、ネットで調べてみるとどうもサボテン・エキノプシス属、王冠短毛丸(オオカンタンゲマル)という名前のようだ。花はラッパ状の淡桃色。夜開性。原種(サブデヌダタ)の自生地はボリビアとある。
夜咲いて、朝にはしぼんでしまうなんて、何てはかない花なのであろうか。何とも神秘的な花である。
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