慣性

 慣性という言葉がある。
 電車に乗っていて、電車がある方向に時速何百キロのスピードで走っていても、人はさほどスピード感を感じないあの感覚のことだ。今、通勤電車で名古屋まで通っているが、電車と同じスピードで自分が運ばれていることなど、誰も気にしない。会社でも誰かが旗を振り、一気に突っ走っている時、この行く先が間違っている、目的地とはかけ離れていると自分一人が気付いたとしても、皆んなが同じ慣性の中にいる中で、それを言い出すのは勇気のいることなのだ。
 会社でも常に軌道修正する人間は必要であり、経営に携わるものはそうした人間を傍らに置き、慎重に実務を執行すべきである。イエスマンで周りを固めた会社はいずれ活力を失う。
裸の王様の行方は推して知るべしである。

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