歳を取ったせいか、最近とみに昭和歌謡が恋しくなっている

 私は3月30日から4月4日まで、連続6日間の勤務であった。
 実働4.5時間と言っても、やはり連続6日間の勤務はきつかった。
 そんなわけで、だらしないと知りつつ、今日は一日中、パジャマ姿で過ごしていた。
 BSテレ東「作詞家・石本美由起×美空ひばり 昭和歌謡ふたつの歌魂~海が育んだ絆~」が2020年12月1日に放映された。だが、私はうっかり見逃していたが、先だって再放送されていたので、私はDVD録画しておいた。私は真っ先に、その番組を再生して観ていた。
 私は歳を取ったせいか、最近、とみに昭和歌謡が恋しくなって、BSでそうした番組があると必ずDVD録画をして、時間が空いたときに再生して観ている。
 今日のように体が疲れ切っているときには、私にとってはそうした番組は一服の清涼剤のような役目を果たしてくれる。
 「作詞家・石本美由起×美空ひばり 昭和歌謡ふたつの歌魂」もそうした番組の1つであった。
 番組の内容としては次のようである。
 <石本美由紀は作詞家として、美空ひばりのために200曲もの詩を書いた。石本に出会わなければ、ひばりの名声は半減したといわれるほどの存在であった。石本とひばりはどのようにして出会い、どんな絆を育んだのか。番組は二人の知られざるエピソードを紹介して行く。>
 私の父親は大正2年生まれで、歌謡曲が大好きであり、当然、美空ひばりさんの戦前のヒット曲「悲しき口笛」や「東京キッド」も口ずさんでいた。
 私も小学生の頃、その父親の歌っていた「悲しき口笛」や「東京キッド」を学校で歌い、先生から子供の歌う歌ではないと叱られたものである。

 石本美由紀氏が作詞した中に「矢切の渡し」があり、細川たかしさんやちあきなおみさんらの競作として発売されたが、美空ひばりさんもその「矢切の渡し」を歌いたかったというエピソードも披露されていた。
 実際にひばりさんがテレビで歌う映像が流れたが、私はひばりさんが唄う「矢切の渡し」が最も私の心を打った。
 この歌詞の冒頭は男女の会話の掛け合いで構成されている。芝居心を持ったひばりさんの歌唱力は競作の中では群を抜いていたからである。

 話は飛ぶが、私はサラリーマン時代、営業担当として「実績を上げる事業計画」という講座をたびたび受けていた。
 その講座の中で、目標を立てる場合には必ず「5W1H」を盛り込んで立案すべきだと教えられた。この講習はきつかったが、私のその後の営業活動には役立ったことを覚えている。
 「5W1H」とは言うまでもなく、「Who誰が」「What何を」「When いつ」「Whereどこで」「Whyなぜ(どんな目的で)」と唯一のHである「Howどうやって」のことである。
 私は受講中ではあったが、石本氏の「矢切の渡し」の歌詞には、「5W1H」がすべて書き込まれていることに気付いた。それは私にとって大きな気付きであり、衝撃的でもあった。
 改めて、石本氏によって作られた歌詞を掲載してみる。
 1 つれて逃げてよ・・・
   ついておいでよ・・・
   夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し
   親のこころに そむいてまでも
   恋に生きたい 二人です
 2 見すてないでね・・・
   捨てはしないよ・・・
   北風が泣いて吹く 矢切の渡し
   噂かなしい 柴又すてて
   舟にまかせる さだめです
 3 どこへ行くのよ・・・
   知らぬ土地だよ・・・
   揺れながら艪が咽ぶ 矢切の渡し
   息を殺して 身を寄せながら
   明日へ漕ぎだす 別れです

 私なりにこの歌詞の「5W1H」を解説してみる。
 Who誰が;恋に生きたい二人、What何を;二人で旅立つ、When いつ;雨が降る夕ぐれ、Whereどこで;矢切の渡し、Whyなぜ;親のこころにそむいたから、Howどうやって;矢切の渡しの舟に乗って、となる。
 その後、いくつも歌謡曲の歌詞を読んだが、「5W1H」にピタリと当てはまる歌詞に出会うことはなかった。
 それにしても、歌詞の最初は男女の掛け合いの言葉で始まっているのも、当時の私にはとても新鮮な感じがしていた。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント