私は喜寿となる年にスマホデビューを果たした

 私はサラリーマン時代、35歳から28年間、三菱重工の営業担当をやってきた。
 営業担当と言っても肩書は平社員であったが、社長代理でさまざまな会議や会合、三菱重工の協力会社で組織された柏会グループの会合にも社長代理として、平気な顔で出席していた。
 その頃は携帯電話もなかった時代なので、2時間おきに会社に電話を入れ、緊急事態が起きていないか、確認していた。
 そのうち、ポケットベルを持たされて、ベルが鳴るたびに会社に電話を入れていた。しばらくすると、世間に携帯電話が普及し出したので、私はいち早く、得意先との連絡を取るために自腹で携帯電話を購入した。
 その後、工場間で使用できるPHSを持たされたが、私は自前の携帯電話を使い、PHSを使うことはほとんどなかった。続いて、所属する営業課に課員が共通で使える携帯電話を会社から支給されたが、私は相変わらず、自前の携帯電話を使っていた。
 得意先の情報源となってもらっている各部署の担当者には自前の携帯番号を登録してもらっていたからだ。やはり携帯電話料金は自分持ちであった。
 そして、その携帯番号を未だに使用している。
 私はスマホが主流になっても、ペースメーカー植え込み手術をして、携帯電話は自分の心臓から22㎝以上離して使用することとペースメーカー手帳に書いてあることもあり、極力、携帯電話の使用を控えていた。
 私にとって、スマホは宝の持ち腐れ状態とも言えるので、これまでは、いわゆるガラケイを手放すことはなかった。
 情報が知りたければ、パソコンから情報を得ればいいし、ブログやFACEBOOK、Twitterもパソコンで、読むことも記事をUPすることが可能ので、自分にはスマホは必要ないと割り切っていた。
 だが、来期からもコミュニティ推進協議会の広報部会に所属し、写真撮りや取材をして、記事を書くことになり、広報部長を兼務するコミの副会長から広報部会員の連絡にはLINEを利用するからと言われ、これが年貢の納め時とばかりに、私はスマホに切り替えることにした。
 決断したのには、まだいくつかの理由があった。
 その一つが今なら、6万円もするスマホが無料となり、基本料金から幾つも割引のサービスが差し引かれ、これまで貯まったポイントも使えたからである。
 私がスマホに期待するのは、電話、メール、LINEとインスタグラムの4つの機能だけで、他の機能にはまったく興味がない。
 スマホショップの店員には、この4つの機能が使えるようにしてほしいと頼み込み、そのためのアプリケーションをダウンロードしてもらったが、あとの操作はこれからお渡しする手引書を読んで、自分でやってくださいと放置されてしまった。
 少なくても電話とメールの操作、LINEとインスタグラムの手順だけは教えてもらいたかった。
 まるで手漕ぎボートのまま大海に放りだされたようなものだ。
 私は悔やみ出した。
 コミの副会長に「わたしはガラケイしか持っていませんから、LINEはできません」と告げればよかった。
 スマホに切り替えれば、ハードの料金は無料で、これから2年間の携帯電話利用料金は2291円となり、今払っている料金よりも月2千円近く安くなる。そう思って、割り切ることにした。
 私は仕方なく、近くの新刊書店に行き、「日本一やさしい60代のためのiPhoneガイド」を買ってきて、まずiPhoneの画面に登場するボタンの役割から勉強することとした。
 だが、「日本一やさしい60代のためのiPhoneガイド」にはインスタグラムのアカウント登録の要領が載っていない。
 私はパソコンで、すでにインスタグラムのアカウント登録をしてあるが、私の力量ではパソコンでは記事や写真の投稿ができない。せっかくスマホに買い替えたので、インスタグラムへの移行ができないかといろいろ操作をしてみたが、うまくいかない。
 もうこれ以上、自分1人ではどうにもならない。だが、パソコンのインスタグラムのアカウントからでも、友達の記事と写真に「いいね」は付けられる。
 インスタグラムに関してはスキルに自信のあるバーベキュー班の女性がいるので、勤務が一緒になったときにでも、指導してもらおうと今は思っている。

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