考えようによっては、コロナのための自粛は「気付きの時間」とも言えるのかも知れない

 8月12日の午前中、私は1人で東海市の大池公園に行った。
DSCN7256 (2).JPG 公園管理事務所前の駐車場に車を停めて、まず軽食コーナーでブルーベリーのスムージーを頼むと、ブルーベリーは前のお客で原料切れとのことだったので、いちごのスムージーを注文した。予約番号3番のタグを渡される。
 飲食コーナーには高齢者夫婦と30代の母親と3人の子どもが座っている。予約番号が3番と言っても、実質的には7番目ということになる。やはり私が注文したイチゴのスムージーが出てくるのに20分も待つことになった。イチゴのスムージーの価格は350円であった。
 ものすごく贅沢をした気持になってきた。
 改めて、管理事務所で公園の案内図を確認すると、公園の池が「大田大池」という名称だということを始めて知った。
 その「大田大池」の周囲には外回りと内回りのコースがあり、ウレタンのコースとウッドチップが敷かれたコースがある。その2つのコースをランニングやウオーキングする人の半分は私と同年代の高齢者であった。
 今までのコンクリートの道路からすると、高齢者にはどちらも負担が軽減され、散策を一層、楽しむことができる。
 8月12日は快晴で、何の脈絡もなく、吉行淳之介氏の短編『樹々は緑か』というタイトルが頭に浮かび上がった。それほど公園は緑の樹々がいっぱいで、「大田大池」にはカモの一家が岸辺で、餌を漁っていた。
 我が家の庭のバラが満開になったので、真っ先に大池公園のバラ園に行き、秋バラの咲き具合を確認に行った。やはり春バラに比べると花の数が少なく、その分、派手やかではなく小ぶりで地味な印象であった。
 それでもじっくりと眺めていると思わず見入ってしまうほどの愛らしさが漂ってくる。
 今年の3月からこれまで、私は雑草の花から花木まで、さまざまな花の写真を500枚ほど撮ってきたこともあり、路傍に咲く名前も知らない花を見ても愛らしく思えるようになった。これも歳を取ったせいだろうか。
 そのバラ園から市庁舎にかけた広場を造園業者の人たちがせっせと芝生の手入れをしていた。同じ造園業者であろうか、その先の花しょうぶ園では姉さんかぶりをした女性が甲斐甲斐しく、働いていた。秋に向けての準備作業のようである。
DSCN7217 (3).JPG バラ園を鑑賞したあと、前回来たときには閉鎖となっていた動植物資料館に入ってみた。
 動植物資料館には蝶、鳥、昆虫などの標本や市内で見ることができる草花の写真が展示されている。
 玄関を入ると喚起するにも窓がないこともあって、むっとした熱気が押し寄せてくる。
 展示室に入るとレーザー感知機能が反応して、動物の資料館に入ると部屋中の電灯が一斉に点いて、さらに熱気が押し寄せてくる。
 植物の展示室は写真だけだが、動物のガラス展示室には、はく製の鳥50種類ほどが展示されている。そのはく製の鳥にはまるで生きているような迫力がある。
DSCN7219 (3).JPG すべて鳥の名前が書かれたタグが付いており、私は改めて鳥の名前を確認していた。
 私は市の公園で働いているが、朝早い勤務のときには芝生広場で、野鳥が餌を漁っているところに出くわす。ムクドリやヒヨドリなら知っているが、白い頬でツピピツピピ、ゲタゲタなどと鳴く鳥の名前は知らなかった。
 だが、この公園の動植物資料館で、その野鳥がシジュウカラという名前だということを知った。そう言えば、私の家の庭にもシジュウカラはやって来ていた。私はすっかり忘れていた。
 コロナ感染防止のために、最近の私は公園に行くことが多いが、そのお陰でこれまで見過ごしてきたことにも目を向けるようになった。
 考えようによっては、コロナのための自粛は「気付きの時間」とも言えるのかも知れない。

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