観音寺の境内の一隅に「衣浦観音」と呼ばれる8mの陶製観音像が立っている

 8月7日に「高浜市やきものの里 かわら美術館」に行って来た。
DSCN7127 (2).JPG この通称「かわら美術館」は瓦をテーマとした地上4階、地下1階の美術館で、1995年に設立された。
 そのホームページには、瓦(かわら)をテーマにした日本で唯一の美術館とそのユニークぶりを強調している。
 それと言うのも、高浜市で制作される三州瓦は粘土瓦で、石州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つで、三州瓦の日本国内シェアはトップであり、日本の年間瓦生産総数の約60%を占めているからだと思われる。
 3階は入場無料の三州瓦の常設展示フロアになっている。また1階にはギャラリーがあり、鬼瓦の絵柄を使った商品などが販売されている。
 場所は半田市と高浜市間に架けられている衣浦大橋の高浜市側のたもとにある。
 私がサラリーマン時代に通っていた工場は、衣浦大橋の半田市側に造成された工業団地の中にあり、協力工場の4社ほどが高浜市にあったので、日に2、3度は衣浦大橋を渡り、この「かわら美術館」の前を行き来していた。
 1995年の創設当時は、もの珍しさも手伝って、得意先の人を誘って、何度か訪れたことがあった。だが、その当時の常設展示は、瓦やその歴史主体であったので、よほど瓦に興味を持っている人を除いては、繰り返して訪れるような美術館ではなかった。
 その後、陶芸の他、写真、絵本の原画などをテーマにした企画展が2階展示室で開催されるようになった。それからは、年に1度ぐらいだが、また出掛けるようになった。
 だが、今回5年ぶりに訪れてみると、3回には陶芸創作体験教室があり、230人近くが収容できる大ホールでコンサートが開催されたり、映画の試写や講演会も開かれたりするようになり、高浜氏の芸術文化活動の拠点となっている。またホール、スタジオ、講義室・会議室などの貸し出しも行われている。
 また、この「かわら美術館」の道路を隔てたところに料理屋があり、何度か自社を訪れた得意先と一緒に食事したこともある。

DSCN7157 (2).JPG 8月7日に「かわら美術館」に行った折、玄関の入口の壁に【市制50周年・開館25周年記念 手鑑帖と鬼師展~神・瑞獣・仙人の物語~】という貼り紙がしてあったので、早速、鑑賞することにした。入場料は大人400円であった。
 そのリーフレットには、「本展は、江戸時代後期から大正時代にかけ発刊された図案集と、それらを基に現代の三州鬼師が制作した瓦作品を展示紹介するものです。」との一文が書き添えられている。
 だが、鑑賞客は私たち夫婦だけで、人気のない展示フロアは何とも寂しげであった。
 帰宅してから、手鑑帖と鬼師の意味がよく分からなかったので、ネットで検索してみた。すると手鑑帖とは手本や模範となる法帖で、鬼師とは役瓦の製作者のことだと載っていた。
 鬼師は他の瓦製作者とは明確に区分されていて、役瓦(鬼瓦)の製作は一貫して手工業として行われるもので、長い経験と建築に関する歴史的な知識とともに優れた表現能力が要求されるとも載っている。
 2階の展示フロアの鬼瓦は見事な細工が施されており、そのきめ細かさには驚かされてしまった。

DSCN7186 (2).JPG 「かわら美術館」の敷地には、瓦作りを強調するかのように瓦のモニュメントに囲まれた公園広場がある。広場はかなり広く、水の吹き出し口のあるモニュメントがあり、大量の水が流れていて、涼しげなのに、ここも私たち夫婦だけで、親子連れの姿どころか、人影はまったく見えない。
 また「かわら美術館」の近くの丘上に観音寺があり、境内の一隅に「衣浦観音」と呼ばれる8mの陶製観音像が立っている。その開創は1699年と言われている。
 もの好きな私は、その「衣浦観音」を見学に行ってみた。猛暑の中、その細い坂道はきつかった。私たちは早々に「かわら美術館」の駐車場に戻って行った。

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