今後も私は女房の趣味に口を出す気はまったくない

 女房は地元の農家が貸し出している健康農園を4つも借りて、野菜を作っている。
 健康農園1つの借地料は年間5000円で、4つを借りているわけだから年間20000円ということになる。
 女房は週に4日間は車で15分ほどのところにあるスーパー銭湯の清掃のアルバイトに行っている。午前4時からの2時間で、家に帰って来るのは午前6時半ごろである。
 私のいつもの朝食はヨーグルトとバナナで、いつも4日分を買い置きして冷蔵庫に入っているので、私の朝食の心配をしなくてもいい。
 自分の朝食を済ませる前に、女房はまず軽自動車に乗り、健康農園に出かけていく。
 それが女房の楽しみの一つで、女房は60歳で看護師をRetireしてから今日まで、この生活パターンは変わっていない。
 女房は私より2歳年下なので、今年74歳になるが、そうした13年間の生活パターンが女房の張り合いにもなっている。
 私は料理が苦手で、結婚以来、食事は女房だよりになっている。
 味が薄いとか、煮過ぎとか、焼き過ぎだと言おうものなら、私を睨みつけ、ぼそっと「自分で作ったら?」と呟いてくる。
 従って、女房の作った料理に一口食べて、その味付けにクレームは付けることはなく、黙って食べ残すと、女房はその食べ残した料理に箸を付け、改めて味見をしてから、「これって失敗作ね」と自分を納得させている。
 サラリーマン現役時代には「美味くない」とストレートに表現したものだが、今は仕返しが怖くて、そんなことは言えるはずもない。
 私は半熟の卵焼きが好きだが、女房の卵焼きは焦げ付くほどに焼いてある。おそらく複数の料理を作る間隙を縫って、卵焼きを作っていると思われる。最近は焼き具合についてもクレームを付けたことはない。

 健康農園を4つも借りているので、できる野菜も半端ではない。その種類も多い。
 夕食には女房の健康農園で採れた野菜サラダが平べったい陶器にいっぱい盛られて出てくる。「健康のためだから、残しちゃダメだからね」と毎回、脅迫じみた言い方で念を押してくる。
 どうも今年は玉ねぎの出来がいいらしく、先だっても女房は2つの籠にいっぱい玉ねぎを収穫してきて、それを駐車場の端に置いて、「自由にお持ちください」という貼り紙を籠に入れていた。
 しかも複数の玉ねぎを持って行くことができるようにコンビニのレジ袋5枚を入れておいた。
 翌日の朝、女房が確認すると、その心遣いがよかったのか、2つの籠の約80個の玉ねぎが一晩でなくなっていたそうである。
 そうしたことも女房には嬉しかったようで、これからも多く収穫できた野菜は同じように籠に入れて、希望する人に持って行ってもらうようである。

 話は横道に逸れるが、今日はシルバー人材センターの定時総会の日であった。私は理事の一人として出席した。
 新型コロナ対応で、会員数676名のところ、規模を縮小して総勢30名で行われた。規約では会員の出席者と委任状の提出で過半数を超えていれは、総会は成立する。集計すると会員出席者24名と委任状405で規約を満たすことができた。
 およそ1時間半で総会が終了すると、出席者一人一人に昼食用の助六寿司とペットボトル、そしてシルバー人材センターの農業クラブがJA菜園で栽培した玉ねぎ5個が渡される。
 女房から玉ねぎは売るほどあるから、もらってこなくていいよと言われていたが、むげに断るわけにもいかず、もらうことにした。
 そして総会の帰りに直接、アルバイトをしている公園に寄り、玉ねぎが好きなバーベキュー班の女性メンバーに提供した。
 その女性メンバーは、女房が健康農園を4つも借りていることに驚き、その借用料が年間5000円ということに2度、びっくりしていた。
 今後も私は女房の趣味に口を出す気はまったくない。

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