「陽光」と名付けられた桜は成木になるまで、何年かかるのであろうか

 このところ、アルバイトの勤務がないときは、新型コロナウィルス対策のために家に閉じこもっていることが多くなった。
 後期高齢者なのに世の中に未練があるのかと問われそうだが、もう少し生きていたいと言うのが、今の私の本音である。
 家では専ら、読書ときどき散歩、そしてパソコンいじりで、時間を費やしている。
 私はPOCDという持病を持っていることもあり、罹患したら重篤になる可能性が強いので、新型コロナの感染にはより気を遣い、人混みに行くのを避けている。
 いつまで経っても、いざというとき、人一倍ビビる性格は昔も今も変わっていないようだ。今更、自分のビビる性格の功罪を振り返っても意味がないが、ただ、そのビビる性格が未だに恋に恋した甘酸っぱさを忘れさせてくれないのも事実である。
 そんな世の中に未練たらたらの私でも、家に閉じこもってばかりいると気が滅入ってくる。
 昨日はいちばん下の孫を娘が連れてやって来たので、みんなで家の近くの桃山公園と大倉公園に散歩に出かけてみた。
 2、3日前まで蕾だった桃山公園のソメイヨシノが、昨日はちらほら花を付けていた。1週間もすれば、満開になると思われる。
 今年は3月20日(金曜日)~4月12日(日曜日)まで、桃山公園で開催予定の「さくらまつり」が中止となってしまった。何ともさびしいかぎりである。
 いつも「さくらまつり」の会場となるエリアは、今や休校になっている小学生の遊び場になっているようで、大人の姿は遊具場でちらほら見かけるだけである。
DSCN4578 (3).JPG 公園奥の風車モニュメント付近のベンチには2組の中学生カップルがベンチで話し込んでいた。
 私たちが近づくと、中学生の交際は学校で禁止されているのだろうか、ぱっとどこかに散っていった。邪魔をした気分になってくる。
 自分の中学生の頃を思い出すと隔世の感がある。カップル2組の男の子は、どちらも女の子との会話などでは、ビビることはなさそうに見える。
 私の中学生の頃は、好きな子がいても声を掛けることさえ、できなかった。
 よしや、今回のように予期せぬ状況で学校が休校になる事態が生じても、家族のいる家に電話することなどできる訳もなく、意を決して家を訪ねること以外に連絡の取りようがなかった。
 今の子たちは通信手段で困ることなく、会いたいと思えばLINEか何かで、連絡を取り合えばいい。いい時代になったものである。
 ふと、散らばって行った1組の女子中学生の顔を見たが、すでに大人の顔をしていた。明らかに時代は変遷している。
 自分なりに納得した写真を撮ろうと思い、風車のモニュメントを背景にして、咲きかけたソメイヨシノを撮影してみた。風が強くなってきたせいか、なかなかピントが合わなかったが、何とか撮り終えることができた。
DSCN4582.JPG そのあと、みんなに急かされながら、隣接する大倉公園に出掛けて行く。
 公園の周囲をよく見ると、あちこちに井桁の支柱の補助を受けた新しい桜が10本ほど植樹されている。どうもソメイヨシノよりの早咲きの桜のようで、濃いピンク色の花が満開になっている。
 大倉公園の花はこれまでつつじがメインで、毎年「つつじまつり」が開催されてきた。
 だが、そのほかにも公園に特徴ある花をと練ってきた市は、5月のつつじとは別にこの桜を4月の花のメインにすることを考えたのかも知れない。
 公園の真ん中あたりの新しい桜の木の根元に「陽光」と書かれたプレートが設置されている。
 家に帰ってから、ネットで「陽光」を検索してみると、次のような解説が載っていた。
 【陽光(ヨウコウ)】:天城吉野(アマギヨシノ)に台湾緋桜(タイワンヒザクラ)を交配して作られた栽培品種で、ソメイヨシノより少し先に咲き、花の色が濃く、大きい目の花である。つぼみは濃い赤紫ですが開花すると鮮やかなピンク色になる。
 今は2メートルほどだが、はたして成木になるまで、何年かかるのであろうか。

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