ふと「時代おくれ」の「似合わぬことは無理をせず」という言葉が頭をよぎっていく

 今日の市の公園のアルバイトは午前8時半から午後1時までであった。
 ウィークデイのこの勤務のときは、公園までの道路が朝の通勤の車で渋滞するので、少し早めに家を出る。
 今日は意外に早く公園の駐車場に着いたので、トートバックの中から文庫本を取り出して、午前8時15分まで読んでいた。
 公園の駐車場にはいつも会社名の入った商用車が数台、ばらばらに停まっている。やはり、客先に行くまでの時間調整をしているのかも知れない。
DSCN3849 (2).JPG 公園の正面の階段を上がって行き、「じゃぶじゃぶ池」までたどり着くと、朝の散歩を日課としている高齢者が2人、池の表面に手をやっている。
 私は管理事務所に入る前に「氷が張っていますか?」と尋ねると、「今冬、はじめて氷が張ったよ」と嬉しそうに再び池の表面に手を触れる。
 出勤前にテレビのdボタンで確認した大府市の午前8時の最低気温は-1℃となっていた。氷が張るはずである。大府市では今冬の最低気温ということになる。
 私は早速、トートバックからデジタルカメラを取り出して、池の表面を撮ってみたが、陽光が反射してうまく撮れない。

 午前10時ごろ、私のケイタイに「0120105138」というフリーダイヤルから連絡が入った。フリーダイヤルからだと分かったが、思わず、出てしまっていた。
 すると、女性の声が聞こえてきて、「あなたのケイタイは2026年3月31日でサービスが終了するので、現在、ガラケーからスマホへの切り替えのキャンペーン中で、安くスマホの機種が入手できるので、お近くのドコモショップで手続きをしてください」と呼び掛けてくる。
 自分が長年使い続けてきたガラケーも、ついに終わりの時がやって来たかと一瞬、郷愁に駆られる。だが、最後の日まではまだ6年以上もある。
 私はずっとガラケーだが、その用途は電話とメール、そしてカメラを使うだけである。インターネットはパソコンを使うので、私はそのほかの機能を必要としない。しばらく様子を見ることにする。

 そう言えば、私がケイタイを持つようになったのは、1987年の暮れだった。
 営業担当をしていた私は、それまで会社からポケットベルを持たされていて、呼び出し音が聞こえると近くの公衆電話ボックスを見つけ、会社に連絡を入れたものであった。
 それから2年後、携帯電話が普及して営業部に1台支給されたが、私はそれを三菱自動車担当の係長に渡し、私は個人でケイタイを購入した。
 携帯電話の料金はすべて自分持ちであった。
 客先の担当者もプライベートにケイタイを所有するようになり、私はその番号をケイタイの電話帳に入力した。だが、通話料金に考慮して、こちらから折り返して電話を掛けるようにしていた。
 その数年後に本社と工場間の連絡手段として、PHSを持たされることになったが、それも2年後には誰もがケイタイを持つようになり、いつの間にか廃止された。
 そして、私が50歳になったころ、私は専用のディスクトップ・パソコンを支給された。
 しばらくしてから、客先だった三菱重工からIDとパスワードを渡されて、担当課とオンラインで繋がるようになった。
 そのIDとパスワードは私しか使わなかったので、私専用のパソコンと言ってよかった。
 そのパソコンには常に三菱重工から情報が送られてくるようになった。中にはアメリカやタイの三菱重工の工場からも情報が送られてくるようになった。
 その情報の多くは新規部品の見積依頼であり、自動車業界では恒例となっている半期ごとの単価改定の契約書であった。
 またアメリカとタイから送られてきたのは、日本を通じていると情報伝達が遅れることを懸念して、部品の追加注文が多かった。
 28年間も営業担当をしていると、いろいろな通信手段を経験させてもらった。
 私が会社をRetireしてからも半年ほど、その客先の担当者から入電があったが、それも半年後には途絶えてしまったので、すべてケイタイの電話帳からは抹消した。
 そして、私は2011年の11月にペースメーカーの植え込み手術をしたので、ケイタイを使うのはメールが主体となった。
 女房は、このキャンペーンを機会にスマホに替えて、孫たちとLINEをやればと言うが、それも何だか億劫に感じている。
 ふと「時代おくれ」の「似合わぬことは無理をせず」という言葉が頭をよぎっていく。

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