63歳、それは自分の体に関心を持った時期でもあった

 去年の大晦日、机の中を片付けていたら、記憶にはないA4サイズの封筒が出てきた。
 その中の1枚は、半田市医師会健康管理センターの人間ドックの検査結果であった。その他、国立長寿医療センターの「CT検査案内票」とその検査結果、その結果に対する指示内容、そして「PETの検査案内票」も出てきた。
 すべて、私が63歳のときの資料である。
 私は昨日のブログで、生まれて72年の間で入院した経験は、3回だけだと書いた。しかし、入院はしなかったものの、63歳の9月11日から12月27日までの間が、自分の人生の中で、最も自分の体のことに関心を持った時期でもあった。
 おそらく、私の中で自分の体について、これほど気に病んだ資料は時系列ごとに取っておいた方がいい、理由は定かではないが、そんなふうに判断したのかも知れない。
 2007年9月11日の人間ドック結果の判定欄には、「胸部X線で左中肺野に異常陰影あり。できるだけ早い治療が必要」と書かれている。
 私はこの指示に従って、半田市医師会健康管理センターの医師に国立長寿医療センターへの紹介状を書いてもらい、アルバイトの合間を縫って、当該センターの呼吸器内科へ出掛けて行った。
 そこで、再び胸部X線の撮影をしてもらったが、そのX線写真だけでは、陰影の正体が判定できないということで、しばらく様子をみようということになった。
 その後、呼吸器内科の先生の要請で呼吸器外科に移され、その担当医の診断により、10月1日、胸部のCTによる検査を受けることになった。
 そのときのCT検査の内容が次のようである。分かりにくい箇所もあるが、原文のままとする。
 <胸のCTをとった結果、陰影がみつかりました。大きさは11mm大、7mm、5mmの3ヶ所です。腫瘍や癌である可能性があります。癌でない可能性もあります。確定診断をするには手術か気管支鏡、CT肺下正検(診断率はさがります)があります。選択としては今すぐ手術もしくは精査するもしくは経過観察をして判断するという2つが考えられます。今すぐ手術をするという選択ははっきりしないものを切ってしまうというデメリットがあります。経過観察は経過をみながら、判断するという選択です。もし、癌ならば、経過観察中に憎悪するというリスクがあります。あとはPETという検査をやり悪性か良性かの鑑別をある程度つけるという選択もあります。>
 これまで消化器内科、呼吸器内科、呼吸器外科、循環器内科のドクター4人が私の担当医となったが、分かりやすい字を書くドクターは一人もいなかった。
 アルファベットに至っては、ドイツ語か英語かも判然としない。まるでミミズが走ったようで筆致で、スペルさえも判読できないドクターばかりであった。
 やがて電子カルテになり、ドクターたちはモニターを見ながら書き込んでいくようになったが、さすが日本語ははっきり読めても、その文章はやはり分かりにくかった。
 上述のCT結果の内容文も、いろんな選択肢があることを私に告げるために、おそらく呼吸器外科のドクターが書いたものだと思われるが、やはり、分かりにくい。
 文章のニュアンスなのであろうか、現状の検査結果から、私がどのような行動を取ればいいのかを示唆してくれていない。
画像 確か、私はPETという検査をやりたいと言ったと記憶しているが、PETは高額な費用がかかるので、毎月検診に来て、しばらく経過をみようということになった。
 2ヵ月の経過観察で、腫瘍に変化がみられなかったが、私は費用が嵩んでもいいから、PET検査をして、悪性か良性かを見極めたいと担当医に申し出た。
 その後、検査日の2日前に「PETの検査案内票」を渡された。その内容は次のようである。
 <この検査は、18F-FDGという放射性医薬品を5mlほど注射します。注射後45分の時間を置き撮影に移ります。撮影時は寝ているだけの簡単な検査です。実際の撮影時間は45分です。従って45分+45分で検査時間は約90分程度です。なお、この検査は3割負担で3万円弱のお金がかかります。>
 そうか、担当医は【3割負担で3万円弱のお金】の負担を心配していたようである。
 今日、ネットで改めてPET検査について、検索してみた。すると次のような説明が載っていた。
 <現在PET検査といえば大半がブドウ糖代謝の指標となる18F-FDGというくすりを用いた"FDG-PET検査"です。
 CT検査などでは形の異常を診るのに対し、PET検査では、ブドウ糖代謝などの機能から異常をみます。臓器のかたちだけで判断がつかないときに、機能をみることで診断の精度を上げることができます。
 PET検査は、通常がんや炎症の病巣を調べたり、腫瘍の大きさや場所の特定、良性・悪性の区別、転移状況や治療効果の判定をしたりして、再発の診断などに利用されています。>
 私はこのPET検査で、肺の3つの腫瘍が良性だと判断された。

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