イチロー選手にとって アメリカ文化への順応が最初のチャレンジであった
メジャーリーグ・マーリンズのイチロー選手は、昨日の段階で、日米通算安打でメジャー最多を超える4527安打にあと2本となった。そのイチロー選手はと言えば、愛知県豊山町出身である。
豊山町は名古屋から小牧に向かう国道41号線を車で30分ほど走ったところにある。イチロー選手が小学生の頃に通ったという空港バッティングセンターも国道41号線沿いにあり、未だに営業している。
テレビの地方ニュースがその豊山町役場の一階ロビーで、今日の午前11時からパブリックビューイングをやっている様子を映し出していた。今日は代打出場であったが、残念ながら、ピート・ローズ氏の安打数に並ぶことができず、テレビ画面にパブリックビューイングに集まった人たちの表情がUPになっている。一様にがっかりした様子である。
私も愛知県出身ということもあって、2007年にメジャーリーグで7年連続200安打を達成したときに「リアルタイムWitness」というタイトルで、はじめてイチロー選手について書き込んだ。
その「リアルタイムWitness」というタイトルは結局「リアルタイムWitness-4」まで続いたが、翌年は200安打達成がならず、「リアルタイムWitness」というタイトルを封印してしまった。だが、その後も他のタイトルに変更して、年に1回はイチロー選手の記事をこのブログに書き込んでいる。
今年は日米通算安打数とメジャーリーグ3000本達成という大記録が掛かっていることもあって、いつもの年にも増して、イチロー選手についての記事は書くことになりそうである。
2016年6月14日付のアメリカの全国的一般大衆紙 USA TODAYには、イチロー選手について、次のようなタイトルの記事が掲載されていた。
【As Ichiro closes in, Pete Rose chafes: 'They're trying to make me the Hit Queen'(自分の記録に近づいてくるイチロー選手に苛立って、記者たちは私を安打女王にしようとしている)】
<“It sounds like in Japan,’’ Rose told USA TODAY Sports, “they’re trying to make me the Hit Queen. I’m not trying to take anything away from Ichiro, he’s had a Hall of Fame career, but the next thing you know, they’ll be counting his high-school hits.” (ピート・ローズ氏はUSA TODAY のスポーツ記者たちに、「日本では私を安打女王にしたいらしい。いや私は別にイチローの業績にケチをつけているのではない。彼は殿堂入りするだけのキャリアを積んできている。しかし、次に君たちが知っているように、日本ではイチローの高校時代のヒット数までカウントしようとしている」
“I don’t think you’re going to find anybody with credibility say that Japanese baseball is equivalent to major-league baseball. There are too many guys that fail here, and then become household names there, like Tuffy Rhodes. How can he not do anything here, and hit (a record-tying) 55 home runs (in 2001) over there?
「私は、日本の野球がメジャーリーグの野球に匹敵すると信じている誰かを見つけ出そうとは思わない。ここメジャーリーグで失敗した日本人は余りに多く、それとは別にタフィ・ローズのように、日本で名を知られるようになった多くのアメリカ選手がいる。彼はメジャーリーグでは達成できなくても、日本では55本(タイ記録)のホームラン(2001年)を打つことができたじゃないか?」>
つまり、ピート・ローズ氏が、日本での安打数を【high-school hits(高校時代のヒット数)】と言ったのは、メジャーでは成績が振るわなかったタフィ・ローズ選手が日本でタイ記録の55本の本塁打を打ったことを例として取り上げながら、日本のプロ野球がメジャーリーグと同等レベルでないことを挙げているのである。
また一方、同じUSA TODAYの記事の中では、ドジャースに1996年に移籍した野茂投手以来、イチローをはじめ多くの日本人選手が、日本のプロ野球のレベルの高さを証明しているという人たちのことも挙げている。
その中の一つとして、「(日米)の比較は難しいが、どう考えても(イチローのヒット数は)すごい数字だ。イチロー選手がメジャーだけで3000本ヒットを打つことは間違いない。日本のヒットも合わせると、彼がどれだけ特別な選手であるか明らかである。日本の投手だってメジャーで通用するのだから、日本のヒットも正当な数字だ」と評価している意見を紹介している。
そして、記事の最後で、クーパーズタウンにある野球殿堂博物館のジェフ・アイデルソン館長の言葉を紹介している。
<“Four thousand, two-hundred and fifty-six hits in any league is out of this galaxy in terms of difficulty. It’s a ridiculous amount of hits, and the fact that he did it in Japan and the major leagues has its own set of challenges different from the ones that Pete faces. Acclimating to this culture is a challenge of itself.”(「4256本のヒット、これはどんなリーグで打ったとしても、この銀河系を超えるほど困難なことである。そのこと自体、考えられない数のヒットであり、しかも日本とアメリカの両リーグでここまでなし得た事実には、ローズ氏が直面したとは異なった様々な別の種類の苦労を自ら克服してきている。この国の文化に順応すること自体がチャレンジなのだから」>
ジェフ・アイデルソン館長のこの言葉が、日米の最多安打数に関して、最も的確に評価しているように思えてならない。
豊山町は名古屋から小牧に向かう国道41号線を車で30分ほど走ったところにある。イチロー選手が小学生の頃に通ったという空港バッティングセンターも国道41号線沿いにあり、未だに営業している。テレビの地方ニュースがその豊山町役場の一階ロビーで、今日の午前11時からパブリックビューイングをやっている様子を映し出していた。今日は代打出場であったが、残念ながら、ピート・ローズ氏の安打数に並ぶことができず、テレビ画面にパブリックビューイングに集まった人たちの表情がUPになっている。一様にがっかりした様子である。
私も愛知県出身ということもあって、2007年にメジャーリーグで7年連続200安打を達成したときに「リアルタイムWitness」というタイトルで、はじめてイチロー選手について書き込んだ。
その「リアルタイムWitness」というタイトルは結局「リアルタイムWitness-4」まで続いたが、翌年は200安打達成がならず、「リアルタイムWitness」というタイトルを封印してしまった。だが、その後も他のタイトルに変更して、年に1回はイチロー選手の記事をこのブログに書き込んでいる。
今年は日米通算安打数とメジャーリーグ3000本達成という大記録が掛かっていることもあって、いつもの年にも増して、イチロー選手についての記事は書くことになりそうである。
2016年6月14日付のアメリカの全国的一般大衆紙 USA TODAYには、イチロー選手について、次のようなタイトルの記事が掲載されていた。
【As Ichiro closes in, Pete Rose chafes: 'They're trying to make me the Hit Queen'(自分の記録に近づいてくるイチロー選手に苛立って、記者たちは私を安打女王にしようとしている)】
<“It sounds like in Japan,’’ Rose told USA TODAY Sports, “they’re trying to make me the Hit Queen. I’m not trying to take anything away from Ichiro, he’s had a Hall of Fame career, but the next thing you know, they’ll be counting his high-school hits.” (ピート・ローズ氏はUSA TODAY のスポーツ記者たちに、「日本では私を安打女王にしたいらしい。いや私は別にイチローの業績にケチをつけているのではない。彼は殿堂入りするだけのキャリアを積んできている。しかし、次に君たちが知っているように、日本ではイチローの高校時代のヒット数までカウントしようとしている」
“I don’t think you’re going to find anybody with credibility say that Japanese baseball is equivalent to major-league baseball. There are too many guys that fail here, and then become household names there, like Tuffy Rhodes. How can he not do anything here, and hit (a record-tying) 55 home runs (in 2001) over there?
「私は、日本の野球がメジャーリーグの野球に匹敵すると信じている誰かを見つけ出そうとは思わない。ここメジャーリーグで失敗した日本人は余りに多く、それとは別にタフィ・ローズのように、日本で名を知られるようになった多くのアメリカ選手がいる。彼はメジャーリーグでは達成できなくても、日本では55本(タイ記録)のホームラン(2001年)を打つことができたじゃないか?」>
つまり、ピート・ローズ氏が、日本での安打数を【high-school hits(高校時代のヒット数)】と言ったのは、メジャーでは成績が振るわなかったタフィ・ローズ選手が日本でタイ記録の55本の本塁打を打ったことを例として取り上げながら、日本のプロ野球がメジャーリーグと同等レベルでないことを挙げているのである。
また一方、同じUSA TODAYの記事の中では、ドジャースに1996年に移籍した野茂投手以来、イチローをはじめ多くの日本人選手が、日本のプロ野球のレベルの高さを証明しているという人たちのことも挙げている。
その中の一つとして、「(日米)の比較は難しいが、どう考えても(イチローのヒット数は)すごい数字だ。イチロー選手がメジャーだけで3000本ヒットを打つことは間違いない。日本のヒットも合わせると、彼がどれだけ特別な選手であるか明らかである。日本の投手だってメジャーで通用するのだから、日本のヒットも正当な数字だ」と評価している意見を紹介している。
そして、記事の最後で、クーパーズタウンにある野球殿堂博物館のジェフ・アイデルソン館長の言葉を紹介している。
<“Four thousand, two-hundred and fifty-six hits in any league is out of this galaxy in terms of difficulty. It’s a ridiculous amount of hits, and the fact that he did it in Japan and the major leagues has its own set of challenges different from the ones that Pete faces. Acclimating to this culture is a challenge of itself.”(「4256本のヒット、これはどんなリーグで打ったとしても、この銀河系を超えるほど困難なことである。そのこと自体、考えられない数のヒットであり、しかも日本とアメリカの両リーグでここまでなし得た事実には、ローズ氏が直面したとは異なった様々な別の種類の苦労を自ら克服してきている。この国の文化に順応すること自体がチャレンジなのだから」>
ジェフ・アイデルソン館長のこの言葉が、日米の最多安打数に関して、最も的確に評価しているように思えてならない。
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