今日、図書館に松本清張全集を借りに行った

 昨日、講座と講演の申し込みに行ってきた。
 講座の方のタイトルは【松本清張から見る民俗学~「或る『小倉日記』伝を読む~】であり、その開催日時は1月31日の午後2時から4時、もう一方の講演のタイトルは【夏目漱石と坊ちゃん】で、日時は1月23日の午後2時から4時までである。
 講座の会場は知多市歴史民俗資料館で、講演の方は知多市立中央図書館である。ともに自分の住んでいる市ではなく、隣の知多市である。
 私の住んでいる市の「おおぶ文化交流の杜 図書館」は子供向けのイベントは数多く開かれるが、大人向けの講座や講演は少なく、私は隣の市の知多市や東海市だけでなく、もし興味のある大人向けのイベントがあれば、私は三河の方まで出掛けるようにしている。
 タイトルにある夏目漱石の『坊っちゃん』はすでに読んでいるが、松本清張氏の『或る「小倉日記」伝』はまだ読んでいない。
 さらに言えば、これまでに松本清張氏の著作は一冊も読んでいない。
 ただ10代から20代の頃にかけて、映画化された「眼の壁」「点と線」「ゼロの焦点」「砂の器」などは観ていて、特に「砂の器」は再上映されるたびに劇場に観に行っていた。
 だが、同時代の直木賞作家である水上勉氏の著作は何冊も読んでいるのに、松本清張氏の著作はなかなか読む機会がなかった。その理由は余り思い当たらない。
 ただ、松本清張氏の著作で、唯一読んでおきたいと常々思っていたのが、芥川賞を受賞した『或る「小倉日記」伝』であった。私にとって、今回の講座はこの小説を読むのにいいきっかけを作ってくれたことになる。
 話は変わるが、ときどき芥川賞よりも直木賞の方がふさわしいのではないかと思われる作家がいる。松本清張氏もその一人だし、『喪神』で芥川賞を同時受賞した五味康祐氏も、あとの著作を考えると直木賞の方がふさわしいように思える。
 今日の午前中、女房が書道教室に行っている間に「おおぶ文化交流の杜 図書館」で、『或る「小倉日記」伝』を借りようと出掛けていった。
 さすがに小中学生が今日から出校ということもあり、館内は実に静かであった。
 ところが、ロビーのフロアにある自動販売機でコーヒーを買って、少しの間、くつろいでいると、玄関から響き渡るような大声で、3人の男性が入ってきた。一人は50代で、あとの2人は10代後半の少年のようであった。
 50代の男性は自動販売機の前に行き、2人の若い男性に向かって、好きなものを飲んでもいいからと、これも大声で飲み物の種類とサイズのLとMの説明をしている。2人の若者はなかなか決められないでいる。
 そのうち、戸外に自動販売機が設置されているのは、治安のいいアメリカとカナダと日本だけだとか、水道の水が飲める国も日本とニュージーランドだけだなどと、盛んに日本のPRをしている。
 どうも、10代の男性2人は市のどこかの家庭でホームステイをしていた日系ブラジル人のようである。
 私は、いくら自動販売機のあるロビーのフロアでも、やはり人に迷惑が掛からない程度の声で話すのが、図書館でのマナーだと思うのだが、50代の男性の声は一向にトーンが下がらない。
 それと余分なことだが、戸外に自動販売機が設置されている国はアメリカとカナダと日本だけではないような気がする。確かに目立つほどには設置されてはいなかったが、私の知る限り、台北市にも戸外に自動販売機は設置されていたし、外国語学校で知り合いになったフランス語講師もパリの一部には設置されている場所もあると聞いた記憶がある。
 さらに水道の水が飲める国も日本とニュージーランドだけではないように思える。これもまた外国語学校で英会話を教えてもらったドイツ人のYuanの話では、フランクフルトの水道水も飲めると言っていた。
 私はコーヒーを飲み終えると早速、図書室に入って行き、モニターで松本清張の著作を検索してみた。
 著作名に『或る「小倉日記」伝』を入力しても該当作なしの表示が出てくる。あとは全集だが、全集の冊数が多いので、どの巻に目当ての作品が収録されているのが分からない。
 そこで、レファレンスカウンターに行き、調べてもらうと松本清張全集の35巻に収録されているとのこと、今からラックから取り出すので、しばらくお待ちくださいと告げられる。
 やれやれ。早速、自動貸し出し機で手続きを済ませて、私は図書館をあとにした。

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