コンピュータ用語はなかなか覚えにくいものだ

 今日の最高気温は24℃ということで、朝方、半袖シャツでいると部屋にいても涼しいほどであった。
 階下から女房の声が聞こえる。
 耳をすますと、どうも「コストコの中部空港倉庫店に一緒に行かない!!」と言っているようだ。毎月中旬になると、女房から声が掛かる。
 女房のお目当てが食料品なのか、それとも日用雑貨なのか、私の与り知らぬところだが、車を運転することと、大型カートに買い入れた品物を駐車場の車まで運ぶのが、私の役目だと認識している。
 以前は、ついでにコストコの隣にある明太子の「かねふく」の店にも寄っていたが、今や明太子の商品は今の私たちにとっては贅沢品となってしまい、このところ素通りしている。
 女房にお付き合いをしたのだから、コストコの帰りには私の意向を叶えてもらい、いつも半田市乙川にある三洋堂書店と東浦町にあるブックマーケットに寄ることにしている。
 三洋堂書店には新書ばかりでなく、古書売り場もある。ときには新書コーナーに平置きしてある単行本が、同じフロアの古書売り場に500円引きほどの値段で置いてあることがある。
 先だっても、夏川草介氏の『神様のカルテ0』と田中康夫氏の『33年後のなんとなく、クリスタル』が古書売り場に棚ざしになってきたので、早速、購入してきた。何か儲けたような気になってくる。
 今日は三洋堂にもブックマーケットにも自分が読みたい本も上の孫娘に読ませたい本もなかったので、そのまま帰ってきた。
 私は2階に落ち着くと、先だって読んだ朝井リョウ氏の『武道館』に出てきた分からない言葉をネットで調べ出した。
 その中で気になったのが、サムネイル【thumbnail】という言葉であった。
 私たちがこの言葉で思い浮かぶのは、「親指のつめ」と「非常に小さいもの.」という意味である。今ではその他にもIT用語としても使われ、「画像や印刷物ページなどを表示する際に視認性を高めるために縮小させた見本のこと」とか「親指の爪の様に簡潔で小さい画像の意。略称は【サムネ】」だとか、私には余りピンとこない説明が載っている。
 歳のせいか、コンピュータ用語はなかなか覚えにくいものだ。
 私たちの学生の頃、【thumb】という単語には「親指」という意味と、隠語として「男性性器」の意味しかなかった。
 ちなみに手の5本の指の中で、【finger】が付いていないのは、親指【thumb】だけである。そして、次のように他の4本の指は幾つかの呼び方がある。しかるに、親指は【thumb】という呼び名しかない。
 【参考】親指;thumb 人差し指;index finger(first finger、forefinger、pointer finger) 中指;middle finger(second finger、long finger) 薬指;ring finger(third finger) 小指;little finger(fourth finger、pinkie)
 薬指の【ring finger】は、通常指輪をはめる指ということからきており、小指の【pinkie】は地域限定の言葉のようで、「Scot and US and Canadian the little finger(スコットランド、アメリカ、カナダ)」で使われているようだ。
 また英語では、親指【thumb】は指【finger】ではなく手の一部として扱われているとのことだった。
 私は【thumb】については、余りいい思い出がない。
 大学1年生のとき、ヘッドホーンを付けて行う音声学という授業で、担当講師の授業があるたびに、この言葉の発音が悪いと、何度も繰り返して発音させられたことがあったからだ。私には哀しいかな、下唇を噛み、口をつぼめて、アとオの中間音を発しなければならない【θˈʌm】をうまく発音することができなかった。
 担当講師はカナダ人の白人女性で、体操のベラ・チャフラフスカ選手似の美人だったので、カリキュラムの音声学講師名に彼女の名前があったとき、私はその授業を受けるのを楽しみにしていた。
 だが、【thumb】の発音を繰り返しさせられたことで、そんな憧れの気持はたちまち吹っ飛んでいった。
 その他の言葉もネットで調べたが、それこそ「スルースキル」の欠片もない私は、深く考えることを止めて、スルーすることにした。

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この記事へのコメント

2015年06月22日 08:59
IT用語には参ります
どうしてこんなに記号のような横文字ばかりが並ぶのか
その道の通だけが気取って使っているように思える
使用者には80の爺もいるのだが
これは年寄りのひがみかな?
issa
2015年06月22日 10:14
土ノ子 さま、いつも立ち寄っていただき、ありがとうございます。
社会との接触面積が狭まってきている今の私にとっては、現代のカタカナ言葉にはいつも悩まされています。さらにこの頃はカタカナ言葉の略語が出てくるようになりました。そんな時はもうお手上げ状態です。
これはIT用語ではありませんが、先だっても、文中に「ビアン」という言葉が出てきたので、フランス語の「トレ・ビアン」かと思っていたら、レスビアンだと分かり、愕然としてしまいました。
何だ、こんな使いかをしてと少々戸惑いましたが、これもまた年寄りのひがみと受け取られるかも知れませんね。

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