「ゾーンに入る」「スイッチが入る」&「本気モードになる」

 最近、テレビのトーク番組などで、ときどき「ゾーンに入る」とか「スイッチが入る」、そして「本気モードになる」とかの言葉を聞くことがある。私たちの若い頃には決して聞かなかった言葉だ。
 私の不勉強のせいか、この3つの言葉が似通った言葉のように思えてならない。ましてや、その使い方はさっぱり分からない。
 「ゾーン」は英単語の【zone】からきていると思われる。ただ、私の記憶には【zone】の意味は地帯、区域、地帯という意味の他には刻まれていない。
 中学生のときに体育教師からバスケットボールやサッカーなどの防御法には、「ゾーンディフェンス」と「マンツーマンディフェンス」の2つがあると教えられたことに、その根っこがあるのかも知れない。
 ネットで「ゾーンに入る」で検索してみると、「極度に集中している時に特殊な精神状態を体験する」ことだと載っている。
 はたして、英語でも「ゾーンに入る」という表現を使うのだろうかと調べてみると、よく似た表現があることが分かった。
 マイケル・ジョーダンがインタビューアーに向かって【I can’t explain it… I’m in the zone.(うまく説明できないんだけど…ゾーンに入っていたんだ)】と答えた言葉が紹介されていた。ほかにも【get into the zone】とも表現されるということである。
 私の感覚では、「ゾーンに入る」はスポーツ選手が普段の力量を凌駕した思わぬプレーをしたときに使われる言葉のように思われる。
 また「スイッチが入る」は、おそらく【switch】のことだと思われるが、私はこの表現に少し違和感を持っている。
 「スイッチ」が開閉器の意味ならば、「スイッチを入れる」か、もしくは「スイッチが入れられる」でないとすっきりしないように思える。テレビのトーク番組では間違いなく「スイッチが入る」という表現を使っていた。
 そこでネットで「スイッチが入る」で検索してみると、そのままの表現で「あるきっかけで、急に考えや気持ちが切り替わる。特に、あることがきっかけになって、意欲的になること」だと載っている。余り日本語の表現に関して、細かいことまで気にする必要はないのかも知れない。
 そのほかにも「幸せスイッチ」「集中スイッチ」という言葉も広く使われていると載っている。
 次に「本気モードになる」は、私もケイタイ電話を「マナーモード」や「サイレントモード」、さらに「ドライブモード」に切り替えることがあるので、何となく分かった気になっている。
 調べてみると、英語でもモード【mode】を使った表現があるようだ。
 PCなどの「節電モード」は【sleep mode】、ケイタイの「マナーモード」は【vibration mode】と使われるとのことだ。時には日本では「仕事モード」「休暇モード」「休日モード」なども使われているが、英語でもそれぞれ【work mode】【vacation mode】【holiday mode】という形で、使われているとのことだ。
 ただ「本気モードになる」にあたる言葉はないようだ。それと「やる気モード」「お疲れモード」も【mode】を使った表現はないようだ。
 私などは、「本気モード」は【serious mode】、「やる気モード」は【positive mode】、「お疲れモード」は【exhausted mode】でよさそうに思えてならない。
 いずれにしても、日本の社会では「ゾーンに入る」「スイッチが入る」「本気モードになる」などの言葉に新鮮さを感じて、世の中に浸透し出すと、どんどんバリエーションを増やしていく傾向にあるようだ。私のような年寄りには、実に厄介な傾向である。

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