散歩のあと、下着は汗でびっしょりとなっていた。

 今日は午後から雨が降るという予報であったが、午後1時半になっても空は曇ったままで、一向に雨は降ってこない。
 女房は「いつ雨が降り出すか知れないので、止めたら!!」と忠告してくれたが、私は折り畳み傘を持って、散歩に出掛けることにした。
 散歩に出掛けようと決めたのには、ある理由があった。
 以前、ワークシェアで一緒に働いていたメンバーの木版画展の開催期間が今日の25日までで、一度はどうしても顔を出しておきたかったからである。
 そこで私は今日の散歩コースを考えてみた。
 まず市役所に行って、2ヶ月分の国民健康保険料を支払ってから、新刊書店に寄って、そのあと会場がビルの3階となっている木版画展に行ったのち、2つの公園を巡ってから帰るコースに決めた。
 これで1.5kmは歩くだろうし、割りとアップダウンの多い道のりで、それなりの運動効果はあるはずだ。
 市役所の税金や保険料の支払い窓口の隣りには銀行のATMコーナーが1つあるが、今日は25日で振り込みや送金する人が多くいて、私は保険料を支払いに来るべき日にちを間違えたことを悔やんだりしていた。
画像 女性ばかり並んでいる列で待つのも何か気が引けてきて、私は市役所の前庭を散歩しながら、列が空くのを待つことにした。
 前庭を歩いていて、私は駐車場から市役所の玄関まで身障者用の30メートルほどのスロープがあり、その下に人工の池があることにはじめて気付いた。普段は市役所でさっさと用事を済ませて帰っていたので、そんなスロープがあることも知らなかった。
 その池には睡蓮の葉が幾つも浮いていて、その葉の間から、かわいい赤紫と白の花が顔を覗かせていた。ちょっとしたサプライズの光景であった。
 そこから継ぎ目のない大きなガラス越しにATMコーナーの列が見える。午後3時を過ぎて、やっと一段落したようで、空くのを待っている人が1人になったので、私は玄関口に向かった。
画像 それから、私は新刊書店に寄って、野村克也氏の『私の教え子ベストナイン』と平尾昌晃氏の『昭和歌謡1945~1989』という新刊本を購入した。共に新書版である。私は昔から、プロ野球と歌謡曲には関心があり、気になると衝動買いをしてしまっている。タバコ代や酒代の代りだと思えば、そう心は痛まない。
 さて、その帰り途、今日の散歩の目的である木版画展に行った。
 開催されているビルはもうずいぶん古くて、1階の英会話学校と2階の理容室と焼き鳥店の他は、色んな業種の店が入れ代わり立ち代わりで出店したり、知らぬ間に閉店になり貸店舗になったりして、現在はどんな店があるのか、地元に住んでいる私にも分からない。まして、このビルの3階にはまったく足を踏み入れたこともない。
 何か不安に駆られながら行ってみると、3階の通路はL字型になっていて薄暗い。どうも3階には3つのフロアがあり、その中の一つのフロアは美容&エステの店で、残りの2つは貸しフロアのようで、その中の1つで木版画展をやっているようであった。
 私はエレベーターを利用せずに階段を上がっていった。
 どうも中にいるグループメンバーの話から察すると、この木版画メンバーは、毎年、大府市民展や産業文化まつりに出品する他に、2007年から1年おきにこうしたグループ展を開催しているようだった。会員は13名とのことで、会場には多くの作品が出品されていた。
 リーダーと思われる受付にいた人に、木版画の制作についての熱心な説明を受けるが、素人の私にはただ相槌を打つぐらいしかできず、その分、精いっぱい時間を掛けて作品を観ることで、そのお返しをしようとした。
 木版画展を出てから、隣接の中央図書館の横の道を抜けて、金木犀の匂いが漂う2つの公園を散策しながら、家に帰ってきた。
 ふと気づくと珍しく下着は汗でびっしょりとなっていた。
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