言葉とか表現とかをもう少し掘り下げてほしかった
今日の午前9時半から12時まで、「好感をあたえる接遇マナー」という講習を受講した。
講師は同じ市内に住む「話し方研究家」という肩書を持つ40代の中年女性であった。
その女性講師は、授業が始まると何度も「感じのいい話し方」として、「否定的な表現」を避けて「肯定的な表現」を使うようにと繰り返し説明してくれる。
さらに声のトーンを上げて「八大接客用語」として、「おはようございます」「いらっしゃいませ」「はい、かしこまりました」「少々、お待ち下さい」「お待たせしました」「恐れ入ります」「申し訳ございません」「ありがとうございます」を上げて、そのまま次の項目に移ろうとしたので、私の中のヒネクレ者の血が騒ぎだしてきて、少しオーバー気味に手を挙げながら、私は意気盛んな女性講師に噛みついた。
今、先生が取り上げた八大接客用語の中に、否定的な表現の「申し訳ございません」が含まれているが、先ほどの肯定的な表現を使うようにという話とは矛盾しているように思われるので、まず、その説明をしてから次の項目に進んでくださいと嘆願したのである。
その女性講師は私の質問に明確な答えをしてくれなかった。すると、また私の血が騒ぎ出した。
せっかく、八大接客用語として【申し訳ございません】を掲げておきながら、接客の例文集には【申し訳ありません】も何度か登場しているので、私はすかさず「申し訳ございませんと申し訳ありませんとの違いを教えて下さい」とやってしまった。これも明確な答えが返ってこない。
そこで、私はさらに意地悪な質問をしてみた。
「先生、【とんでもございません】という日本語を正しいと思いますか?」
「【とんでもない】は形容詞なので、普段の日本語では【とんでもございません】は使いません」
「【申し訳ない】も同じ形容詞だと思いますが、【申し訳ございません】は日本語として正しいんですか?」
女性講師はしばらく悩んだ末、「すみません、今後よく調べておきます」と言った。
結局は何もかも曖昧で、何の結論も出ずじまいであった。
「とんでもない」と同様、「申し訳ない」を形容詞と考えれば、「申し訳ございません」も誤用ではないかというのが私の意見であった。
ただ、「とんでもございません」と比べて、「申し訳ございません」は世間的にそれほどの抵抗感もなく、よく使われているのが、どうも実情のようだ。つまり、言葉は時代によって変遷する。従って、今や「申し訳ございません」という言い方を誤用だという人は少数派となってしまっているようだ。
最初は女性講師を困らせる気持は全然なかったのだが、自分の意見を述べようとはしない態度に私は徐々に苛立ちが募っていってしまったようだ。
否定的な表現よりも肯定的な表現をできるだけ使った方が、間違いなく相手にいい印象を与えることになるが、ただ一つ「申し訳ございません」という用語だけは別扱いとして考えて下さいと説明してくれればよかったと思うし、そんな説明もなくただやり過ごすような態度には私はどうしても納得がいかなかった。
さらに「申し訳ございません」と「申し訳ありません」の違いは、謙譲語と丁寧語の違いで、深く謝罪しなければならない場合は、「申しわけございません」を使う方がベターだと思われると説明してくれれば、私は即納得したのだ。
2時間半という時間は短くはない。ならば、言葉とか表現とかをもう少し掘り下げてほしかった ― 私の率直な感想であった。
講師は同じ市内に住む「話し方研究家」という肩書を持つ40代の中年女性であった。
その女性講師は、授業が始まると何度も「感じのいい話し方」として、「否定的な表現」を避けて「肯定的な表現」を使うようにと繰り返し説明してくれる。
さらに声のトーンを上げて「八大接客用語」として、「おはようございます」「いらっしゃいませ」「はい、かしこまりました」「少々、お待ち下さい」「お待たせしました」「恐れ入ります」「申し訳ございません」「ありがとうございます」を上げて、そのまま次の項目に移ろうとしたので、私の中のヒネクレ者の血が騒ぎだしてきて、少しオーバー気味に手を挙げながら、私は意気盛んな女性講師に噛みついた。
今、先生が取り上げた八大接客用語の中に、否定的な表現の「申し訳ございません」が含まれているが、先ほどの肯定的な表現を使うようにという話とは矛盾しているように思われるので、まず、その説明をしてから次の項目に進んでくださいと嘆願したのである。
その女性講師は私の質問に明確な答えをしてくれなかった。すると、また私の血が騒ぎ出した。
せっかく、八大接客用語として【申し訳ございません】を掲げておきながら、接客の例文集には【申し訳ありません】も何度か登場しているので、私はすかさず「申し訳ございませんと申し訳ありませんとの違いを教えて下さい」とやってしまった。これも明確な答えが返ってこない。
そこで、私はさらに意地悪な質問をしてみた。
「先生、【とんでもございません】という日本語を正しいと思いますか?」
「【とんでもない】は形容詞なので、普段の日本語では【とんでもございません】は使いません」
「【申し訳ない】も同じ形容詞だと思いますが、【申し訳ございません】は日本語として正しいんですか?」
女性講師はしばらく悩んだ末、「すみません、今後よく調べておきます」と言った。
結局は何もかも曖昧で、何の結論も出ずじまいであった。
「とんでもない」と同様、「申し訳ない」を形容詞と考えれば、「申し訳ございません」も誤用ではないかというのが私の意見であった。
ただ、「とんでもございません」と比べて、「申し訳ございません」は世間的にそれほどの抵抗感もなく、よく使われているのが、どうも実情のようだ。つまり、言葉は時代によって変遷する。従って、今や「申し訳ございません」という言い方を誤用だという人は少数派となってしまっているようだ。
最初は女性講師を困らせる気持は全然なかったのだが、自分の意見を述べようとはしない態度に私は徐々に苛立ちが募っていってしまったようだ。
否定的な表現よりも肯定的な表現をできるだけ使った方が、間違いなく相手にいい印象を与えることになるが、ただ一つ「申し訳ございません」という用語だけは別扱いとして考えて下さいと説明してくれればよかったと思うし、そんな説明もなくただやり過ごすような態度には私はどうしても納得がいかなかった。
さらに「申し訳ございません」と「申し訳ありません」の違いは、謙譲語と丁寧語の違いで、深く謝罪しなければならない場合は、「申しわけございません」を使う方がベターだと思われると説明してくれれば、私は即納得したのだ。
2時間半という時間は短くはない。ならば、言葉とか表現とかをもう少し掘り下げてほしかった ― 私の率直な感想であった。
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