これまでと違った朝の目覚めの心地よさ

 8月11の日に下の孫娘が我が家に泊まり掛けでやって来て、12日には上の孫娘が来て、それだけで我が家はオモチャ箱をひっくり返したような騒ぎになった。しかも昨日の13日は午後3時ごろになると娘が一番下の孫を連れてやって来て、午後7時半ごろには東京に行っている息子が3年ぶりに帰ってきた。つまり、通常は女房と二人きりの生活に5人が追加されたのである。
 何故息子が前触れもなく帰ってくる気になったか、私はその理由を敢えて聞こうとは思わない。理由などいらぬ、帰りたくなったら、帰ってくればいい。
 14日は去年11月に亡くなった女房の母親、つまり子どもたちにとっては祖母の初盆で、高浜市にある寺で盆法会が開かれる。娘も息子も幼いころに祖母に可愛がってもらったことが忘れられず、その祖母の盆法会に出席するために我が家に集まってきたと思えば、私の気持の整理はつく。それでいいではないか。
 こうして7人も集まると我が家の主役は孫たちで、私は部屋の隅にあるリクライニング・シートに追いやられ、ただ黙ってみんなの様子を伺うことしかできなかった。
 こうした場合には情けなくも、父親という存在は居所が定まらないもので、自分の家でありながら、何とも居心地が悪い。画像
 仕方なく、来月で満1歳を迎える一番下の孫と遊びに掛かるが、どうも私とは相性が悪くて、すぐにグズり出す。さては、母親や二人のお姉ちゃんたちの姿が目に入る環境がよくないと思って、その場を離れて、自分の部屋に連れて行くが、なかなか機嫌が治りそうにない。<じーじ>としては、そうした孫の表情がまったく気にいらない。
 そこへ息子が部屋に入ってきて、グズっている孫を抱き上げると途端に孫の表情が変わり、言葉にならない音声を発して、息子に話し掛けている。
 <じーじ>にとっては最高に面白くない状況だ。どんなに手を替え品を変えてあやしても、孫からすれば、私は異邦人のように映っているのであろうか。
 女房の話によると娘家族4人は15日まで我が家に泊まっていくつもりらしく、息子は17日まで家にいると言う。こんなに長く、我が家の家族が一つ屋根の下に暮らすのは、何十年ぶりであろうか。
 娘は高校卒業と同時に関西方面の福祉大学に合格し、マンスリー・マンションに入居するために早々と家を出て行ったし、息子は名古屋にある大学に2年間通ったあと、東京の大学の編入試験を受けて合格すると我が家を出て行ってしまった。つまり娘が高校卒業してから、私たちが娘と息子同時に我が家に寝泊りしたことはないということで、15年ぶりということになる。おまけに今回は3人の孫がそれに加わっている。
 きっと明日も明後日も、これまで経験したことのない混乱が我が家に続くことは間違いない。私としては、日ごろ味わうことのない居心地の悪さがあと2日も続くことは、多少憂鬱なのは確かだが、これも生きてる実感が味わえるチャンスと考えれば、そう贅沢も言えまい。
 私はエアコンの効いた部屋で寝るのが余り好きではなく、私一人だけが自分の部屋で窓を開けっ放しで寝ることになる。さすがに夜中まで蒸し暑さは残るが、次第に涼しさに包まれてきて知らぬ間に眠っている。
 朝の目覚めがこれまでと違った心地よさを感じるのは、期せずして、我が家に自分の血脈がすべて揃ったせいなのかも知れない。

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この記事へのコメント

さとし君
2010年08月15日 23:08
こんばんは~。15年ぶりですかー。
issaさんの実のお父さんの白黒の写真、このブログで見させていただきました。ご長男さんはお孫さんですね。心地良い目覚めは、みなが一同会っていることのお父さんの喜びでもあるでしょう。
issaさんはお酒をやめられたのですか?ご長男さんと酒をくみかわしてください。
僕には男の子がいません。いても、なんせ僕自身が個性が強いので、酒を一緒に飲むことはできないですが。。(笑)
いいお盆さんのようですね。
issa
2010年08月15日 23:50
さとし君さま、息子は東京では一人暮らしをしているので、料理の腕はそこそこいいんです。今日の夕ご飯のおかずは息子の手料理でした。これもまた、いいもんです。

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