私が何かをやろうとして、いつも辿る道のり

 今週の月曜日から、女房は自分の母親の看病に高浜市の病院に行っている。
 女房は朝5時頃に起き、家から1kmほど離れている「いきいき農園」で一仕事してから、午前7時ごろに病院に出掛ける。丁度、私が二度寝が目覚める頃で、女房の「行ってきます」をまだはっきりしない意識の中で聞く。
 女房が病院から帰ってくるのは、午後9時をちょっと過ぎてからだ。私が英会話の授業を2コマ受けて家に帰るのは、丁度午後10ごろで、たぶん疲れているのであろう、女房はもうすでに自分の部屋で軽い寝息を立てている。
 ということはこの4日間、女房とは「行ってきます」以外に口を聞いていないことになる。
 女房が病院に行っていて、仕事のない日は私は家に一人ぽっちでいるが、午後5時になると気持が自然と騒いできて、名古屋にある外国語学校I.C.NAGOYAに英会話の勉強に出掛ける。
 もうずいぶん、私も歳を取ってきて、思いがけず一人ぼっちになるという状況は覚悟はしているものの、こうして一日中、誰とも話をしない日には、何故か人恋しくなってくる。恥ずかしいが、生来のヘタレ根性が頭をもたげてくるのだ。
 たまたま英会話を勉強するという趣味があり、同じように英会話を学びに来る人たちの輪の中で、Nativeの先生の発音に戸惑いながらも、その共有時間を楽しんでいる自分は、つくづく幸せな奴だと思えてくる。

 昨日も本通りを歩いて、大府駅に向かったが、本通りと駅のたった1.5kmほどの間に、幾つもの英会話学校や英会話サークルがあるのに気付いた。まず私の家から東の方へ500mのところにイーオン英会話学校があり、さらに200m行くと今度はECCジュニアというキッズ・スクールがある。そして、駅前ロータリーのところのビルの1階と2階にはECC英会話スクールがある。つい先だってまでNOVA駅前留学があったとろだ。その真向かいには中日文化教室があって、週に1回、時間は不定期だが3つの英会話クラスが開講しているし、さらに大府駅から南へ歩いて10分ほどのところにある大府公民館では、週3回の英会話サークルが開かれている。
 ことほどさように私の家から駅までに、5つの英会話学校、英会話サークル、英会話教室があることになる。その多さは人口9万弱の大府市には似つかわしくない。従って、駅前ではビラ配りなど。どこも生徒募集に必死だが、この15年の間に閉講になったのは、社長の不祥事で世間を騒がせたNOVA駅前留学だけで、皆未だに生き残っている。それはとりもなおさず、現実に、大きなニーズがあるということなのであろうか。
 それはまたシニカルに考えれば、英会話の上達法には、これをやれば間違いなく上達するという秘訣やコツ、王道や近道がないとの証明でもある。
 世の中には、【人とうまく付き合う方法、社員操縦法、海外旅行法、馬券必勝法、ゴルフ上達法、そして英会話上達法】と、さまざまなハウツーものが氾濫している。ハウツーものの答えが必ずしも絶対の答えではないと知りつつ、その上達方法を自分だけは正しく評価し、自分なりに応用できるのではないかと心密かに思い込んで、頑張ってはみるものの自分の思うようには上達してくれない。
 そして、また別のハウツーものを買ってきたり、英会話教室を変えてみたり、教材を変えてみたりする。ところが、あるところまで上達するとそれ以上の向上が自覚できずに、次第に自分の気持が萎え、それが自分の限界だと悟ることになる。悲しい人間の性だ。
 これは誰でもない、私が何かに打ち込もうとして、最終的にいつも辿る道のりである。だから、今は上達しない自分を受け入れて、楽しくやることだけに力点を置いている。自分が年老いた証明でもあり、究極の自己満足なのかも知れない。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック