この時期、星名池の蓮は絶好の被写体なのかも知れない

 昨日、アルバイト先の会社で昼の休憩のとき、同い歳のOさんが何を思ったのか、わざわざ缶コーヒーと週刊誌を持って、私のいる事務所に来てくれた。
 ふと、手に取って缶コーヒーのラベルを見るとミルク微糖入りという文字が見えた。Oさんはコーヒーはブラックしか飲まない。ということは、誰かさんからOさんへの差し入れのようで、まだ充分に缶が冷えているところをみると、つい今しがた貰ったものなのであろう。
 私もつい最近までコーヒーはブラックしか飲まなかったが、真偽のほどは定かではないが、最近のテレビドラマで、主人公が脳の活性化には適度な糖分が必要だと言っているのを聞いてから、どちらかと言えばおちょっちょいの私はそのことを真に受けて、日に1杯程度は砂糖入りコーヒーを飲むようになっていた。そんな訳で、私はOさんの好意を有難く受けることにし、遠慮なくその場で缶の口を開いた。
 Oさんの帰ったあと、何気なく、Oさんが持ってきてくれた週刊誌の表紙を開いてみると、「古代蓮、現代に蘇える」というタイトルが目に入ってきて、鮮やかな蓮の花の写真が載っていた。その蓮は昭和46年に埼玉県・行田市で1,400年~3,000年前の蓮の種子が発見され、現在では自然発芽して約10万株にまで増えたとのことである。名前は発見されたところにちなんで「行田蓮」と呼ばれているらしい。
 悠久の年を生き続けてきた生命の神秘さに、ただ単純に愕然とするばかりであった。

 今朝起きたとき、昨日からずっと気になっていて、頭から離れないことがあった。Oさんが持ってきてくれた週刊誌に掲載されていた古代蓮の写真である。わが町大府市の星名池の蓮と酷似した写真があったからだ。私は朝食を済ますと早速、星名池に出掛けて行った。画像
 どうも、時期が少し遅かったようだが、ちょっと開きすぎてはいるが、まだ多くの花が残っていて、観賞するに充分な美しさである。やはり、昨日週刊誌に載っていた「古代蓮」に似ている。
 星名池の周りと池の真ん中に設けられた観賞用の休憩所には、老人クラブの写真同好会の人たちであろうか、30人近くのお年寄りの人がいて、相当に混雑している。それぞれ自分好みのデジタルカメラを持って、時々老人らしいゆったりとした笑い声を上げながら、盛んにシャッターを押している。中には三脚を持って、一眼レフのカメラを大事そうに抱えながら、最適なカメラアングルを探して、あちこち歩き回っている人もいる。アマチュア写真家にとっては、この星名池の蓮は絶好の被写体なのかも知れない。
 池の真ん中の休憩所に座り、じっくりと蓮の花を観賞していると、私には今まで単に季節の花だけとしか見なかった蓮の花が、時空を超えた太古の時代の花のように思えてきて、生命の不思議さ、凄さを目の前に突きつけられているような錯覚に陥っていた。
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