親子遊びの夢の跡のようだ

 昨日のYahoo!JAPANのニュースに次のような記事が載っていた。
 【グランドプリンスホテル高輪に「秋一番」の桜-来年1月まで開花】 10月27日 品川経済新聞
 <グランドプリンスホテル高輪のジュウガツザクラ(十月桜)が10月下旬に入って開花し、同ホテルを訪れた見物客の目を楽しませている。
 ジュウガツザクラは、10月下旬~翌年1月上旬ごろに咲く桜。つぼみ3分の1が10月に咲き、残りは春に咲く「二度咲きの桜」として知られている。秋、春ともに葉桜状態で咲くことが多く、秋の花びらは春の花びらより小さい。系統はマメザクラとエドヒガンをかけた交雑種。
 グランドプリンスホテル高輪にジュウガツザクラが植えられたのは5年前。春になると、ジュウガツザクラのほかにも、ソメイヨシノ、カワヅザクラなど19種232本が開花する。>
画像 私はこの記事を読んで、そう言えば、私が住んでいる愛知県大府市の「みどり公園」にも、10月初旬から下旬に掛けて花を付ける「四季サクラ」という桜の花が公園内に数本あったのを思い出し、今はもう咲く時期が過ぎたかも知れないと心配しつつ、私は昨日の午後、出掛けていった。
 確かに、公園入り口にある「四季サクラ」は散り掛けていたが、公園内の奥深くある「四季サクラ」の木には、まだピンク色の花びらをいっぱい付けて、どちらかというと周りの紅葉の色に押されてひっそりと咲いていた。
 昨日の記事の「ジュウガツザクラ(十月桜)」とこの公園の桜が果たして、同一種類の桜かどうかは私には分らないが、春の桜とは違って、小ぶりで控え目に咲いている風情も、満更見捨てたものじゃないし、可憐というにふさわしい花である。
 公園内をよくよく見ると、春ほどではないにしろ、いろいろ花が咲いている。さすがに、萩の花は盛りを過ぎていたが、赤いカンナや西洋タンポポは今が一番美しい。画像
 温かい気候で紅葉が遅れているようであるが、この公園の木々もやっと色付き始めて、もう2週間もすれば、公園の雰囲気は一変するに違いない。
 そんな中で、もう花水木の並木の葉は真っ赤に紅葉しかけていて、その葉の間にはイクラのような赤い実が鈴なりで生っている。恥ずかしい話であるが、私は花水木の実がこんなに赤く、花と同じだけの数の実が付くとは知らなかった。今年もまた、会社をRetireしてからの新しい発見がひとつ増えた。
 そんな思いに浸りながら、公園内の運動場の周りを歩いていると、運動場の芝生の上で幼稚園の年長組と思われる男の子とお母さんがキャッチボールをしているのが目に入ってきた。画像 
 お母さんはボールを下から投げて、男の子は精いっぱい後ろに体を反らし、オーバースローで投げているが、ともに距離が離れすぎていて、ワンバンドでないと届かない。それでも二人は相手にボールを届かせように必死で投げようとしていて、何度か同じような動作を繰り返しているうちに、やはり男の子の方が嬉しさの度合いが大きいのであろうか、背丈は小さいながらもお母さんよりも力強くみえてきた。
 もう一年も過ぎるとお母さんは、男の子にボールを投げる距離で敗北を帰すことになるであろう。それはそれで、母親にとっては嬉しいことなのかも知れない。お母さんも男の子も頑張れ、思わず知らず、そんなエールを贈りたくなる。
 この公園ができてから、おそらく25年は経っているだろう。その25年間、運動場の周りで育ち続けてきた3mほどの夾竹桃の木のてっぺんに、ピンク色のビニール製の大きなボールが引っ掛かっているのが、青空に映えてくっきり見える。たぶん、夾竹桃の木を揺すってみても落ちてこず、夾竹桃だけに登るにはしなり過ぎて、所有者はとうとう諦めて帰ってしまったのであろう。そのボールのピンク色と空の色のコントラストは、まるで親子遊びの夢の跡のようだ。
 私は、2時間ほどで公園をあとにした。
画像

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