品格って、英語でどう言うんですか

 先週の土曜日は、いつものように大府市公民館で行われた「英会話サークル」に出席したが、いつも私の隣りで勉強している女性のクラスメートが教室に入ってくるなり、「ISSAさん、品格って、英語でどう言うんですか。」と尋ねてきた。今、そのクラスメートは坂東真理子さんの『女性の品格』という本を読んでいて、「品格」に当たるふさわしい英単語が見つからず、悩んでいたらしい。
 そう言えば、一昨年、藤原正彦さんの「国家の品格」という本がベストセラーになってから、タイトルに「○○の品格」と書かれた本がその後、多く出版されて、去年の丁度今頃、「品格」という言葉を英語に置き換えるとどういう言葉になるか、名古屋にある外国語学校のアメリカ人英会話講師のBill と授業の前に話し合ったことがある。
 私は、広辞苑に載っている「品位。気品」を英語に置き換え、「GRACE」とか、「ELEGANCE」とかを言ってはみたものの、どうもしっくりこない。ならばと思い、「STYLE」と言い変えてみたが、まだ言い足りないような気がして、やはり、しっくりこない。
 さらに他の国語辞典では、「品格」がどう説明されているか、見てみると「すぐれた人間性」「品のよさ」とあるだけで、日本人の私でさえも、余りにピンとこない説明で、お世辞にも要領を得た説明とは思えない。
 私はそのとき、試行錯誤を何度か繰り返してみて、「品格」を英語で置き換えるには、「STYLE」という単語が一番、日本語に近い意味なのかも知れないとBill に説明した覚えがある。「STYLE」を英英辞典で引いてみると次のようになる。
 Style:attractiveness, skill, or efficiency in speaking, writing, painting, building, behaving, etc.
 <話す、書く、描く、作る、振舞う、そうした行動をする上で、魅力、技術力、能力を兼ね備えていること>
 品格とは、上記の説明に加えて、自分の行動の基本が、何よりも強く、金銭欲、出世欲、名誉欲などの欲を自分で抑えられて、外に向かって継続的に行動し続けることなのではないかと私は思っている。
 それに、もう一つ付け加えるなら、自分に嘘をつかないことである。人が見ていようが、見てなかろうが、自分が正しいと思った振る舞いを変えず、正直に徹してやり続ける。それが、本当の「品格」だと私には思えるのだが、結局は、余りに英語で説明するには難しすぎて、Bill に対して、自分のこうした意見が伝えきれなかった。
 悲しいかな、今でもうまく説明する自信がなかったので、英会話サークルのクラスメートには、「Styleでいいんじゃないの。」と答えただけで、あとは何も付け加えなかった。
 余談だが、今一番大事な女友だちF.H.に対する私の行動も、<人が見ていようが、見てなかろうが、自分が正しいと思った振る舞いを変えず、正直に徹して>、12年間付き合ってきたが、そんな私にF.H.は、「あなたは嘘を付けない性分で、正直すぎて人をしょっちゅう傷付けているので、気をつけてちょうだい」といつも諭されている。
 男女関係を語るときには、もともと、互いのなりふり構わぬ感情が常に先行するが故に、もともと「品格」という言葉の入る余地などないのかも知れない。

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