今年も、カタクリ群生地をゆく

 今日は、愛知県豊田市足助町にある香嵐渓のカタクリ群生地に行ってきた。
画像 去年は暖冬で、3月23日付の中日新聞に、カタクリの花が咲き始めたとの記事が出て、早速、24日に行ったが、花の見頃には早かった。今年は先週、新聞にカタクリの花の記事が載っていたので、去年の経験から一週間ずらしていってみたが、さすがに花の見頃は若干過ぎていて、太陽光線を受ける角度により、もう既に花の萎みかけている場所も出てきているようだ。
 いずれにしても、この時期、ウィークデイといえども、カタクリの花を観に来る人は意外に多い。決して、派手とも思えないカタクリの花を観にくるのは、まるで、春の来るのを楽しみにしている人たちが、はっきりした春の到来を待ち切れずに、カタクリの花に一挙に押し寄せてきているようにもみえる。
 香嵐渓のカタクリの花は、香嵐渓の飯盛山の北西向き斜面の約0.5haに群生地があり、例年開花は3月下旬頃で、4月10日くらいまで見られるが、今年はどうも、今週一杯が見頃なのかも知れない。
 カタクリの花は、根が付き難いし、花が咲くまでに7~8年かかるといわれており、香嵐渓では昔から自生していたものを保護・育成した結果、やっと現在の大きさになったとのことである。3月下旬の暖かい日に一気に開花し、天気の悪い日や、夜には花を閉じてしまうそうで、花の見頃は、長くて2週間程度だという。
画像 香嵐渓のカタクリの群生地には、カタクリの他、ニリンソウ、キクザキイチゲ、タチツボスミレなどの花が可憐に咲いており、他の人の後ろを数珠繋ぎのように並んで、人一倍足元に気を付けて山道を登りながらも、思わず立ち止まって、目をこ凝らしてしまう。
 ここのところ、いつも唖然とさせられるのは、今の世の中、老若男女を問わず、いかに隠れた写真愛好家の人が多いかということだ。普段は気にも掛けないでいるが、こうした場所に来ると、改めて気づかされる。
 今日も、私の前を歩く親子ほど違う男性の写真同好家の二人が、カメラの角度とか、太陽光線の位置とかを確かめ合いながら、しかも、お年寄りの男性がシャッターを押すときには、若い写真愛好家は傾斜のある山道に気を遣い、お年寄りの男性の体を支え、親子といえどもこれほどとは思われないぐらいの協力度を発揮し、共同で写真を撮っている。
 かと思えば、私より、10歳は年上と思われる女性が、重いカメラを片手で持ち、自分の気に入ったカタクリの花をどういう角度を撮ろうかとあれこれ悩んだ挙句、何としても接写で撮ろうと頑張っているのを、ご主人と思われる男性が見るに見かねて、覚束なげに、女性の体を支えてあげている。何とも微笑ましい光景である。私も写真は好きだが、どうも、そこまでは必死になれない。
画像 今日、香嵐渓に来たのには、もう一つ理由があった。
 去年、香嵐渓の駐車場脇にある喫茶店のご主人に、『中部二科展』の招待状をもらい、愛知県美術館に、絵画、彫刻、デザイン、写真などの作品を観賞しにいったが、招待状をもらったご主人にはお礼を言ったが、そのとき、中部二科会委員の奥さんには、偶々留守だったため、お礼を言っておらず、私はそのときのお礼を今年、改めてしたかったし、それより何より、奥さんがどんな人か、会いたかったのである。
 私が、その旨を告げると奥さんが調理場から出てきて、互いに挨拶を交わしてから、奥さんは今年も招待状が来ているから、差し上げますと言う。私が思い描いていた通り、立ち居振る舞いに気品があって、穏やかな人柄だと私の勝手な思い込みながら、そう、お見受けした。
 こんな温厚な人の体の何処に、人の感性をくすぐるデフォルメと色彩感覚を引き出してくる創造力と気力が潜んでいるのであろうか。残念ながら、奥さんの表情からは、到底、読み取ることはできない。
 去年の中部二科展は3月だったが、今年は4月15日から20日迄で、場所も県美術館ではなく、名古屋市博物館3階ギャラリーだと説明してくれる。
 また今年も、お言葉に甘えることになってしまった。
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