ヒカレものの呟き

アクセスカウンタ

zoom RSS 救急車は赤い回転灯を点滅させて公園から去っていった

<<   作成日時 : 2017/07/17 21:54   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 今日は海の日である。
 海の日は、平成7年に制定され、平成8年から施行された日本の国民の祝日の一つだが、もともとは曜日に関係なく、7月20日が海の日であった。
 私は以前、海の日について、次のように書いたことがある。
 <私は30年前、社命で自動車部品工場の営業担当に任命され、丁度、丸3年が経った頃、得意先の一つである三菱自動車から、北米向ヒップアップ車のカーエアコン部品を、競合他社を退けて、運よく受注したが、その受注条件の一つとして、自社の製品を指定された輸出用梱包キットにして、名古屋港湾の倉庫まで、自社便で運搬しなければならないという条件があった。
 受注して5年ぐらいは、そんなに数量も伸びず、一週間に一回ほどの割合で、客先から指定された名古屋港倉庫に搬入していたものが、原油高の中で燃費のよい日本車に人気が集中し、いつの間にか、気が付けば、数量が5倍以上伸びていき、毎日のように運搬しなければならなくなった。
 そこで毎年のように失態を繰り返したのが、国民の祝日になる前の7月20日の「海の日」であった。忙しさの余り、「海の日」を忘れてしまっているのだ。
 港湾関係者にとっては、「海の日」は全面休業になるのは常識でも、陸がメインの業種にとっては、「海の日」はさほど影響のある日ではなく、「海の日」がウィークデイのときには、通常の日と同じように、ついつい、トラックを仕立ててしまい、倉庫に搬入するにも、全ての港湾関係者は休みを取っており、仕方なく荷物を積んだまま、トラックを帰らなければならなかった。そんな無駄な失態を、学習することもなく、毎年繰り返してしまっていた。>
 つまり、私の中では「海の日」は余りいい思い出がない。
 私は今日、市の公園のバーベキュー場でアルバイトであった。今月の17日が海の日ということもあって、忙しさの中、ぼんやりと過去の自分の失態を思い出していた。
 画像今日も多くの家族連れが「じゃぶじゃぶ池」を目当てに公園にやって来ていた。
 それと、昨日の16日の中日新聞の知多版に【知多半島 宝モノ語り 大府の星名池 市民ら憩うハスの名所】という見出しの記事が掲載されて、老若10組ほどのカップルが管理事務所にやって来て、星名池の場所を訊いてくる。
 確かに「星名池」はバーベキュー場のある公園に隣接はしているが、その場所からはまだかなりの距離があり、そこまでの道もかなり曲がりくねっている。無下にもできず、途中まで案内をする破目になる。
 そして、今度は午前10時半ごろ、「じゃぶじゃぶ池」から芝生広場に通じる道路を救急隊員と思われる3人が担架を抱えて、走って行く姿が目に入ってきた。
 私もその隊員たちの後ろを追いかける。
 救急隊員が持ち込んだと思われるマットの上に男子高校生がうつろな目をして寝ている。救急隊員の一人がその高校生の右腕に上腕血圧計を巻き付けて、血圧を測っている。だが、すでに高校生の右腕は小刻みに痙攣を起こし、やがて右足にも痙攣が伝わりはじめる。誰かが、典型的な熱中症だと呟いている。
 その周りを引率の教員2人が心配そうにその状況を見ていて、さらに彼らが連れてきたと思われる他の高校生30人が、遠巻きでその様子を眺めている。
 もう一人の救急隊員が引率者の教員から事情を聞いて、バインダー上の用紙に何か頻りに書き込みをしている。3人目の救急隊員は藤田保険衛生大学病院に受け入れ要請の電話をしている。
 それによれば、高校生は隣りの市の○○高校の生徒で、午前10時ごろから、その男子高校生は芝生広場で仲間たちとランニングを始めたが、午前10時20分ごろに急にお腹が痛いと言い出して、次第に意識が遠のいていったということである。
 救急隊員3人掛かりで、組み立て式担架を拡げて、その高校を救急車まで搬送していく。
 引率の教師は何度も救急隊員に頭を下げて、今日、両親は2人とも仕事に行っているので、搬送先に病院から連絡すると話し掛けている。
 私に向い、その教師は恐縮そうに「お騒がせしてすみません」と何度も頭を下げる。
 藤田保険衛生大学病院が受け入れを了承してくれたようでで、赤い回転灯を点滅させ、けたたましいサイレントともに救急車は公園から去っていった。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
救急車は赤い回転灯を点滅させて公園から去っていった ヒカレものの呟き/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる