ヒカレものの呟き

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help リーダーに追加 RSS 愛知県瀬戸市岩屋堂公園

<<   作成日時 : 2007/10/26 21:32   >>

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 今日は雨降りで、まだ紅葉には早いと思ったが、一人で愛知県瀬戸市岩屋堂公園に行ってきた。
 岩屋堂公園には、9年ほど前、今一番大事な女友だちF.H.と一緒に来たことがある。私はその年、F.H.と行く紅葉の名所を探していて、初めて知った地名だったが、静かな穴場的紅葉スポットとしてよさそうだったので、早速F.H.を誘い岩屋堂公園に行ったのだ。
 そのときも、10月下旬で、紅葉の時期には早かったが、静かな遊歩道を二人で散策し、誰にも邪魔されず、二人だけの空間をゆっくり過ごすことができた。二人の心の距離が確実に縮まったことを認識できたひとときでもある。
 確か、昼の食事を岩屋堂公園の料理旅館で食べたが、そこの40代の仲居さんに不倫関係の二人連れと勘ぐられ、不必要な気遣いに耐えられず、料理を運び終わった仲居さんにF.H.が、「私たち、よく勘違いされるんですが、本当の夫婦なんですよ。」と言うと仲居さんは急に態度がにこやかになり、「実はこの時期、不倫関係の人がよくお泊りになるんです。てっきり、そういう関係の人だと勝手に思い込んでしまいました。」と言い、緊張の糸が解けたように急に饒舌になり、色々料理の説明をしてくれる。しばらくしてから、注文していない豆腐ステーキを二つ運んできて、「これは先ほどのお詫びです。」と言うとそそくさと座敷を下がって行った。
 私はF.H.に、「いざ、開き直ると女の方が、度胸があるのが分ったよ。」と言うと、「この場の変な空気を変えるには、ああ言うより仕方がないでしょ。」と事も無げに答える。確かにそうかも知れないが、私がもし、同じことを言ったとしたら、照れが入り、仲居さんにすぐばれてしまっていたに違いない。だが、差し入れられた豆腐ステーキはとても美味しかった。

画像 今日は、名古屋から国道248号線に入り、瀬戸方面へひたすら走って行き、信号「品野町6」を右折し、しばらく一本道を進み、岩屋堂の看板があるところを左折して、道なりに進むこと1Kmで、目的地の岩屋堂公園に到着する。車が3台ほどしか停まっていない無料駐車場に車を停める。相変わらず、雨は降り続いている。
 やはり、紅葉の時期には、2週間ほど早いのかも知れない。公園の中は楓が多く、葉の先が僅かに色付き掛けているに過ぎない。観光地として、道路はきちんと充分に整備されている。メイン広場となる公園付近には、仮設の喫茶室や屋台が、まだ覆い隠されてまま置いてあり、人の気配はなく、紅葉の時期を今や 遅しと待っているようだ。
 F.H.と昼の食事を摂った料理旅館は営業時間を過ぎて、ひっそりとしてはいたが、今でも、厳然とそこにあった。彼女は今でも、9年前のこの旅館での仲居さんとのやり取りを覚えているだろうか。
画像 私は、いわゆる「岩屋堂」のほこらを見学し、そばを流れる薄暗い道を渓流沿いに登っていくと道が途切れ、一番奥に滝があった。その滝の風景を、1メートル四方もあるキャンパスに、盛んに絵筆を走らせる画家の卵風の人に出会う。滝の周囲の微妙な色合いは、キャンパスの上にどのように表現されるのであろうか。興味が湧いたが、邪魔にならないようにさりげなく通り過ぎる。さすがに滝の近くは寒い。
 私は、自分の意識が知らぬ間に、F.H.との思い出の場所を目に焼き付けようとしている自分に気付き、いわれのない不安にも似た何かを振り払うかのように、突然のクシャミを何度も繰り返していた。

 帰りは、国道248号線から、東海環状道 瀬戸品野インターに入り、豊田ジャンクションから湾岸道を走り、豊明インターで下りて大府に帰ってきた。40分も掛からなかった。

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