今日、私の一番大事な女友だちF.H.と、岐阜県土岐市にあるフランス料理店にランチを食べに行ってきた。 私たちには食の隠れ家ともいうべき店が三つあり、フランス料理を食べるときはこの店と決めているのだ。店の名前は「ル・ヴェール(Le Vert)」、場所は東海環状道 可児御嵩インターを下りて、花フェスタ記念公園の東入り口の前を通り、一つ目の大きな信号を左折し、多治見インターに向かって車を走らせれば、右手に瀟洒な店の佇まいが見えてくる。去年9月に、自分のブログの記事に「食の隠れ家」というタイトルで、この店のことを書き込んだ。そのときのブログの記事は次のようである。 『二つ目の土岐市にあるフランス料理店は六年程前に行ったのが最初である。その年は二千円紙幣と新五百円硬貨の発行された年でもある。彼女と花フェスタ記念公園に季節遅れのバラを見に行って、多治見インターに向かう途中、雑木林の中から周りに不釣合いな洒落れたフランス料理店が現れたとき、彼女の入ろうという言葉につられこの店に入ったのがきっかけであった。私がチーズが苦手なこともあり、フランス料理を二人で食べたのは初めてではなかっただろうか。六年程前にその店に入ったことにより、生まれて始めてフランス料理を見直したのである。得意先とフランス料理を食べに行ってもスープはコンソメ、肉の焼き具合はウェルダンと決めていた。その店ではコースでの注文は付けず、全てオーナーシェフのお薦めに任せ、ワインだけは辛口を注文したように記憶している。味といい、量といい、私の想像をはるかに超えておいしかった。チーズの味も気にならなかった。それから色々な店で二人でフランス料理を食べたけれど、味、量、リーズナブルな金額ともこの店に適う店は見つからなかった。以後、フランス料理を食べるならこの店と決めている。』 ![]() 私とF.H.は互いの意地の張り合いで、喧嘩をすることが少なくない。いつも白旗を揚げるのは私であるが、そんなとき、私がいつも白旗を揚げる場所として選ぶのが、フランス料理の店「ル・ヴェール」なのである。 このごろ波長の合わない二人だったので、今日、私は躊躇なくこの店を選んだ。二人を和ませるにはこの店の雰囲気とアルザスのワインが最適だと思われたからだ。 今日もまた、オーナーシェフは私たちを快く受け入れてくれた。料理も美味しく、ワインも上手かった。二人ともどうにか波長を合わせようとする気になっているのが、会話の端々にみえてきた。私はやっと胸を撫で下ろしていた。 最近、オーナーシェフはホームページを開設したそうである。私は今日、予約もなしに行ったお詫びと心のこもった料理に対するお礼のメールを入れた。 早速、オーナーシェフから、返信メールが入ってきた。 『いいえ、大変なお褒めの言葉で、恐縮いたしております。 私は元来、大変な頑固者ですので、あまりお客様の前には、出ないのですが、 何時でしたか、手伝いの子が、休んでいて、私が直接料理をお出しした事があったと思います。 その時のお客様の印象が、料理を出す側からも、大変心地良かったのを憶えています。 アルザスワインも気に入っていただいて・・・ 今は、こうしてアルザスのお話をしても、あまり興味をお持ちの方も少ない様で。 本当にありがとうございました。 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。』 私は愛知県大府市に住んでいるが、湾岸道と東海環状道を利用すれば、40分で行くことができる。時間と高速代を使っても、私は行く価値があると思っている。 「ル・ヴェール」のホームページのアドレスは次のようである。 http://www.ob3.aitai.ne.jp./~le-vert/ 【追記】 2007年8月25日、残念ながら、店は閉じられました。 |
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